東海大に逆転勝利 学生日本一へあと一つ/全国大学選手権

ラグビー 2022.01.02

 新春の国立競技場で紫紺の戦士たちが力強く躍動した。2年ぶりの決勝進出を懸けた準決勝の相手は関東大学リーグ戦(以下、リーグ戦)王者・東海大。前半、明大は左ウイング石田吉平(文3=常翔学園)が2トライを奪うなど21―3とリードして前半を終える。後半に一時逆転を許すもBK陣の活躍が光り再び逆転に成功。3年ぶりの学生日本一に王手をかけた。

 

◆1・2 全国大学選手権(国立競技場)

▼対東海大戦

 〇明大39{21―3、18―21}24東海大

 

 前半、明大はPG(ペナルティーゴール)で先制を許す。しかし12分、右センター江藤良(文4=報徳学園)がダミーで走り込み相手ディフェンスを引き付けギャップをつくると、そこからパスを受けた石田が抜け出しトライ。すぐさま逆転に成功する。さらに25分、左側に数的優位をつくるとフルバック雲山弘貴(政経4=報徳学園)がゲイン。最後はフォローに入った石田にパスを通しインゴールに飛び込む。「準備はしていなかったが、みんな同じエリアを見ていて良かった」(雲山)。35分には敵陣5メートルのスクラムからボールをつなぐとナンバーエイト大石康太(営4=国学院久我山)が手を伸ばしグラウンディング。21―3と大きくリードし前半を終える。

 

 このまま明大ペースで進むかと思われた後半。ただ相手はリーグ戦の覇者。開始5分で立て続けにトライを奪われる。「相手の勢いのあるアタックに対し受けに回ってしまった」(右プロップ大賀宗志・営3=報徳学園)。14分にはついに21―24と逆転を許してしまう。それでも「準決勝はこうでないと面白くないよな」(スクラムハーフ飯沼蓮主将・営4=日川)。主将の声掛けがチームを落ち着かせる。21分に左センター廣瀬雄也(商2=東福岡)がPGを冷静に決めまずは同点に追い付く。その5分後、敵陣22メートルでボールをもらったスタンドオフ伊藤耕太郎(商2=国学院栃木)が激しいタックルを受けながらも前進し続け逆転トライ。「キャリーできるときはキャリーし続けようと心掛けていた」(伊藤)。さらに32分、雲山のキックパスでインゴールに転がったボールを齊藤誉哉(文3=桐生一)が抑え追加点を奪取。「チャンスがあれば裏に蹴っていこうと狙っていた」(雲山)。37分に廣瀬がPGを決めそのままノーサイド。追いすがる相手を振り切り見事2年ぶりの決勝進出を決めた。

 

 天理大戦、早大戦共にFW陣の活躍が目立った。この試合はFW陣に加えBK陣も明治らしさを取り戻す。「相手のディフェンスに対してうまくボールを運ぶことができた」(廣瀬)。空いたスペースをキックや個人技などさまざまな攻撃で攻め込んだ。「FWが前に出て外の余ったところをBKが攻めるというやりたいラグビーができた」(大賀)。いよいよ次戦が今年度の最終戦。相手は関東大学対抗戦で敗れた帝京大。「やることは変わらない。今年大事にしてきた貪欲なプレーをどちらができるかが勝敗を分ける」(右ウイング松本純弥・政経4=佐賀工)。最後まで〝明治らしさ〟を貫けるか。『MEIJI PRIDE』を背負い、飯沼組が3年ぶりの頂点を目指す。

 

[牛嶋淳太郎]

 

試合後のコメント→


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