法大に快勝 今年度最終戦を白星で終える/東京六大学対抗戦
4年生にとって最後となった今大会のラストマッチ。対戦相手は3部に所属する法大だ。試合は明大が序盤からリードを奪う展開となった。テンポの良い攻撃で勢いに乗ると、その後も勢いそのままに点差を広げていき95-71で勝利を収めた。
◆11・13~11・21 東京六大学対抗戦(立大新座キャンパス)
▼11・21 対法大戦(立大新座キャンパス)
◯明大95{30―20、23―20、31―10、11―21}71法大
スターターは、SG西来実主将(理工4=鵬学園)、PF大和千夏(文4=埼玉栄)、SF佐藤美玲(文3=安城学園)、PG沖咲月(文2=埼玉栄)、PF山本涼菜(文1=浜松開誠館)。
「いつも通りの気持ちで臨んだ」(大和)という今試合。その言葉通り明大らしいプレーが目立った。第1Qからチームでコミュニケーションの取れた連携を見せて得点を重ね、30得点を奪う。その後も順調に試合を進め、前半を53―40で折り返す。第3Qでは、今年度1年間チーム全体として意識してきたディフェンスが良く機能した。失点をわずか10に抑え、点差を大きく広げた。第4Qでは相手の猛攻に押される場面もあり点差は詰まったが、逃げ切りに成功。チームとして掲げてきた〝全員バスケ〟を体言し、今年度の最終戦を締めくくった。
今試合をもって4年生は引退となった。コロナ禍で、日程が定まらない中での1年だったが、4年生は「〝全員バスケ〟の実現のため、積極的にコミュニケーションを取ることを心掛けた」(西)。「目立たないプレーを徹底してやり続けることを後輩に残せた」(大和)とそれぞれ振り返った。監督も「4年生がチームをよくまとめてくれた」(片野大翼監督)とたたえるように4年生が中心となり、チーム全員で戦い抜いてきた。今季のリーグ戦では2部Aへの昇格はならなかったが「来年狙える実力はある」(西)と後輩に期待をかける。来年度こそは念願の昇格を果たしたい。
[松田遥歩]
試合後のコメント
西
――最後の試合でしたがどのようなことを考えていましたか。
「チームメイトとプレーするのは最後だったので思い残すことが無いように楽しんで試合をしようと考えていました」
――今大会を振り返っていかがでしたか。
「とても楽しくプレーできましたし、早大や立大と試合ができたのは後輩たちにとっても良い経験になったと思います」
大和
――試合中のチームの雰囲気はいかがでしたか。
「コート内でコミュニケーションを取れたり、ベンチからも声が出ていたりととても良い雰囲気でした」
片野監督
――今シーズンの成績についていかがですか。
「悔しいという気持ちはありますが昇格したチームも強かったので来年頑張るしかないです」
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