稲山金!佐藤銅!下級生が大躍進/全日本学生選手権

フェンシング 2021.11.19

 2年ぶりの開催となったインカレが幕を開けた。1日目は男子フルーレ個人戦。2日目は男子エペ個人戦予選、女子エペ個人戦。3日目には男子エペ決勝トーナメント、男子フルーレ団体戦が行われた。女子エペ個人戦では稲山友梨(営1=星槎)が1位、佐藤琴美(政経2=一関第二)が3位と素晴らしい成績を収め強さを見せつけた。

 

◆11・17~21 全日本学生選手権(駒沢体育館)

▼男子フルーレ個人 成田――15位、堀部――19位

▼男子エペ個人 大竹――22位、毛利――54位

▼男子フルーレ団体――ベスト8

▼女子エペ個人 稲山――1位、佐藤――3位、小佐井――24位、中村――34位、高木――58位

 

 女子エペ個人戦では下級生の活躍が光った。明大フェンシング部からは所属する選手5人全員がインカレに出場。佐藤が1位、稲山が3位で予選を通過するなど、4名が決勝トーナメントへと駒を進める。小佐井彩花(総合3=宇土)は2回戦、中村優里(営3=成立学園)は1回戦で敗退するも、下級生2人は順調に勝ち上がっていった。そして明大対決となった準決勝。「自分の思うようなプレーをさせてもらえなかった」(佐藤)。練習からやり慣れている相手なだけに、いつも通りでは通用しない。「1点リードしてからはいつもとは異なって守りの姿勢で戦った」(稲山)。最後までリードを守り切った稲山が決勝の舞台へ進んだ。

 

 「どの試合よりも集中していた」(稲山)。決勝戦の相手は高橋(中京大)。やり慣れていない選手に少し不安はあったが「相手の剣をよく見ることができていた」。15ー11と余裕のある試合運びで日本一の称号を手にした。3位決定戦では佐藤も好調。「(稲山に負けてから)開き直って臨むことができた」。ベンチで見守るコーチのアドバイスもあり、自分のやるべきことをやり通した佐藤。以前団体戦で対戦した際に敗北を喫した金氣(日大)にリベンジを果たした。

 

 男子フルーレ団体戦はベスト8入りを果たし、全日本選手権への出場権を手にしたが、課題の残る結果となった。1回戦では愛知工大と対戦。「全日本選手権出場のために勝たなければならない試合だった」(成田航也・政経3=秋田北鷹)。大差での勝利を予定していたものの、少し点差を詰められてしまう場面も。しかし終始リードを守り続け1回戦を突破した。2回戦の相手は早大。1セット目を5―3で終えるも、格上相手に流れをつかめず「焦らされる展開になってしまった」(成田)。2セット目で逆転され、以降点差を縮めることはできず。悔しい敗戦となった。次なる戦いは12月に行われる全日本選手権。「技術だけでなく、ベンチワークも必要になってくる」(堀部聖太・政経1=岩国工)。相手の流れを断つことができるようなベンチワークを期待したい。

 

 20日には男女エペ団体戦が控えている。特に女子エペ団体戦は「優勝が目標」(佐藤)。関東学生選手権(以下、関カレ)では3位という結果だったが、約1カ月でチームワークはさらに良くなっている。「コミュニケーションも取れているし確実に強くなっている」(稲山)。得点を量産する下級生とそれを支える上級生。確かな実力とチーム力で優勝が期待される。

 

[萩原亜依]

 

試合後のコメント

稲山

――関カレ、インカレと二冠されましたが今のお気持ちはいかがですか。

 「関カレ終了後に取材していただいた時も『優勝したい』と言いましたし、家族や先輩からも『頑張れ』と言っていただいて臨んだ大会でした。ですが今回もやはり優勝したという実感がないですね」

 

佐藤

――女子エペ団体戦の目標と意気込みをお願いします。

 「団体戦はずっと優勝を掲げています。このメンバーだったら優勝できると思っているので、個人戦と同じようにみんなで盛り上がって頑張りたいと思います」

 

毛利凌乙(営4=羽島北)

――学生生活最後の個人戦となったと思うのですが、今の心境はいかがですか。

 「最後の試合ということで緊張してしまい、今まで通りの動きができませんでした。いい経験にはなったので、今後の生活に生かしていきたいと思います」

 

大竹諒(営2=岐阜各務野)

――男子エペ団体戦に向けての意気込みをお願いします。

 「関カレでは早大に大差で負けてしまっています。なかなか個人で早大相手にひっくり返すことは難しいので、役割をしっかりと決めてとにかく粘ってプレーできればと思います」

 

成田

――2回戦の印象はいかがでしたか。

 「2回戦は自分のプレーができない展開に持ち込まれてしまいました。愛知工大に勝って気持ちが緩んでいたのかもしれません。自分のプレーを客観的に見ないと判断はできないのですが、自分のプレーに自信を持ってできていなかったように思います」

 

堀部

――全日本に向けて課題は見つかりましたか。

 「技術を向上させることはもちろんなのですが、やはりベンチワークも必要になってくると思います。まだ今年度このチームで戦った試合が4試合しかないので、全日本ではもっといい雰囲気で戦えるように頑張っていきたいです」


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