鈴木渚がベスト8進出!/関東学生選手権4日目

硬式庭球
2021.11.19

 関東学生選手権(以下、夏関)は大会4日目に突入した。男女シングルス3回戦が行われ、それぞれ2人が出場。鈴木渚左(国際1=野田学園)が見事ベスト8進出を成し遂げた。

 

◆11・15~23 関東学生選手権(大宮けんぽグラウンド)

▼11・19

[男子シングルス3回戦] 

  町田 1{2-6、7-6、7-10}2 渡部(早大)○

  横田 0{0-6、3-6}2 石榑(筑波大)○

[女子シングルス3回戦]

    吉田 0{2-6、4-6}2 山崎(亜大)○

 ○鈴木渚2{6-3、6―4}0 猪川(法大)

 

【女子シングルス3回戦:鈴木渚VS猪川結花(法大)】

 ルーキーの快進撃が止まらない。連日の長距離移動の疲れも残る中、3回戦の相手はインカレベスト8の成績を持つ法大の3年生。ストロークが上手な相手に、球種を変えながらの攻めを目指す。第1セットは低めのボールに対応ができずにいたものの、無理攻めせずに「我慢しながらラリーしていた」。相手のミスを見逃さない落ち着いたプレーを心掛け、このセットを6-3で制した。第2セットは両者一進一退の攻防を繰り広げていく。4-4で迎えた第9ゲーム。直前にはラブゲームでブレークバックを決められていた。それでも「気持ちのギアを上げていった」。4回のデュースを乗り越え、強気の攻めでこのゲームをブレークする。続く最終ゲームでは相手にポイントを与えず、そのまま第2セットを獲得。上位シードをストレートで打ち破った。

 

【男子シングルス3回戦:町田晴(文3=四日市工)VS渡部将伍(早大)】

 あと一歩届かなかった。ベスト8を懸け、挑んだ今試合。「簡単にゲームを奪われてしまった」。第1セットはストローク、サーブの精度が定まらず2-6で落としてしまう。それでも「切り替えはうまくいった」。得意なスライスで相手を翻弄(ほんろう)し、的を絞らせない。徐々にストロークも安定し始め、第2セットを7-6で獲得した。そして、迎えたファイナルセット。「出だしは良かった」と、序盤は相手をリードする展開に。しかし、中盤のショットのミスが響き惜しくも7-10で敗退。ベスト8進出とはならなかった。

 

 大会4日目はシード選手の分厚い壁が立ちはだかった。それでも下級生を中心に、新しいチームの力を見せつけたことは間違いない。残るは鈴木渚ただ一人。準々決勝でもその力を遺憾なく発揮したい。

 

[久野稜太、渡辺悠志郎]

 

試合後のコメント

町田

――試合を振り返ってみていかがですか。

 「序盤は自分の動きがかなり悪く、相手に簡単にゲームを与えてセットを取られてしまいました。セカンドセットは動きのめりはりを意識して、相手の弱点や戦略を考えながら試合をできました。その結果タイブレークに行けたのですが、自分の中で焦った部分がありミスが多くなってしまいました」

 

――今後の目標をお願いします。

 「夏関はここで終わってしまったのですが、これからインカレインドアがあるので調整していきます。まずは予選を勝ってから本戦に進出できるよう頑張りたいです」

 

吉田

――今のお気持ちをお願いします。

 「複雑です。シングルスで結果を残したことがなかったので、予選から勝ち上がって第一シードとできるところまで行けたのはうれしいです。ですがやはりもう一個上というか、目の前の試合を一つ一つ勝ち上がっていきたいなと考えていたので、残念というか悔しい気持ちです」

 

――今後への意気込みを教えて下さい。

 「今大会はシングルスベスト16で終わってしまいました。ですが振り返ってみると自信につながる結果でもあったので、年明けの関東学生新進選手権に向けて準備してもっと上の順位を狙っていきたいです」

 

鈴木渚

――今日の勝因を教えて下さい。

 「苦しい場面でしっかり相手と戦いながら我慢できたことが勝因だと思います」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

 「今日の試合での課題や今までの課題を踏まえて、力を発揮できるような試合にしていきたいので、それまでに明日1日空くので準備します」