六大学対抗戦2戦目 慶大相手に快勝/東京六大学対抗戦

バスケットボール(女子)
2021.11.15

 相手は3部リーグに所属する慶大。前半はリードしているものの、離せず拮抗(きっこう)。ディフェンスの課題を後半ですぐに修正し、得点を伸ばした。全員でコミュニケーションを取り合ったことが勝因となり、慶大相手に勝利を収めた。

 

◆11・13~11・21 東京六大学対抗戦(立大新座キャンパス)

▼11・14 対慶大戦(立大新座キャンパス)

 ◯明大74{18―15、12―10、25―9、19―21}55慶大

 

 スターターは、SG西来実主将(理工4=鵬学園)、PF大和千夏(文4=埼玉栄)、SF佐藤美玲(文3=安城学園)、PG沖咲月(文2=埼玉栄)、PF山本涼菜(文1=浜松開誠館)

 

 早急な修正力が試合を動かす。「最初の出だしが悪かった」(大和)。序盤はシュートを打ってくるチームだと認識していたもののボールを持っていないオフェンスに翻弄(ほんろう)される。相手のスクリーンを対処できず、得点を抑えることができない。課題が浮き彫りになった前半。それでも、ハーフタイムを経て迎えた後半には「前半の課題は声を出して修正できた」(西)。相手のミスを生み出す明大のディフェンスが速攻のチャンスを生み出す。相手ディフェンスが完成する前に攻め切ることで第3Qは25得点。それに対し、相手の得点をわずか一桁に抑えることができた。その後も試合終了まで攻撃の手を緩めることなく、74―55で慶大を制した。

 

 4年生の集大成となる今大会。試合中、選手同士の笑顔も見受けられた。「リーグ戦の時は緊張感があった」(大和)。目の前の試合に勝つことももちろん大切だが「全員で思いっきり楽しんでやろう」(西)。残る試合はわずか。〝全員〟で戦い切り、最後には有終の美を飾りたい。

 

[小原愛]

 

試合後のコメント

西

――主将としてどのように最後チーム引っ張っていきたいですか。

 「試合中でも、それ以外でも後輩と積極的にコミュニケーション取り、良いプレーがあった時やナイスプレーに声を掛けていきたいです」

 

――今後への意気込みを教えてください。

 「学生バスケは最後ということで思い残すことがないように、自分のプレーをしつつ全員で戦っていきたいです」

 

大和

――今大会の目標を教えてください。

 「目標はチーム全体で戦い抜くことです。自分がシュートに行こうとすることももちろん大事ですが、それよりも周りを使って、全員でやり切ったと言い切れる試合にしたいです」

 

――今後への意気込みを教えてください。

 「来週は早大との対戦があり、1部のインカレに出るチームと対戦できるので、自分たちの力や練習してきたことを全て出せるように頑張りたいです