清川初出場! 好調な滑りで最終日へ/全日本距離別選手権

スピードスケート
2021.10.23

 長野県長野市のエムウェーブで3日間にわたって行われている全日本距離別選手権。2日目には清川一樹(政経3=八戸西)が出場。本大会初出場ながら好記録をマークし、3日目のレースにも期待がかかる結果となった。

 

◆10・22~24 第28回全日本距離別選手権(エムウェーブ)

▼男子1000メートル

清川一樹(政経3=八戸西)――16位、1分11秒31

 

 調子が上がり切らないまま今シーズンを迎えた清川。社会人と共に滑る本大会には初出場だが「緊張せず練習通りに滑ることができた」。600メートル時点でのタイムは43秒60。想定していたよりは遅いタイムだったものの「最後の1周でタイムの落ち幅が少なかった」。ラスト400メートルで怒涛(どとう)の追い上げを披露し、結果は1分11秒31で16位。目標とする1分10秒台には届かなかったものの、今シーズンの躍進を予期させる滑りを見せた。

 

 社会人と共に滑走する大舞台で1000メートルのレースに臨んだ清川だが、翌日には1500メートルのレースを控えている。「明日は自己ベストを出したい」。現在重点的に取り組んでいるスタートダッシュ練習の成果を発揮できれば自己新記録を樹立できる可能性は大いにある。3日目のレースで〝激走〟し、そのままのペースで今シーズンを駆け抜ける清川の勇姿を見たい。

 

[新津颯太朗]

 

試合後のコメント

清川

――初の全日本距離別選手権でしたがいかがですか。

 「最近なかなか調子が上がってこなかったのですが、その中でも思ったよりもいいタイムが出たので良かったと思います」

 

――200メートル時点、600メートル時点での滑りに関してはいかがですか。

 「200メートル時点ではそんなに速くはなかったのですが、今年になってからスタート練習も重点的にやり始めたのでそれがだんだんと形になってきたかなと思います。600メートル時点でも思ったよりタイムは出ていなかったのですが、最後の1周の部分でアップタイムの落ち幅が少なかったのが今回のタイムにつながったのかなと思います。」

 

――翌日のレースに向けての意気込みをお願いします。

 「社会人と滑るので、最初から攻めて自己ベストを出すことができるといいかなと思います」