シーズン開幕! 向山が順調なスタートを切る/全日本距離別選手権

スピードスケート
2021.10.23

 長野県長野市のエムウェーブで全日本距離別選手権が開催され、スピードスケートのシーズンが開幕した。3日間にわたって行われる本大会の1日目には向山恭平(政経4=白樺学園)が出場。目標タイムを切ることができ、今シーズンの始まりにふさわしい順調な滑り出しを見せた。

 

◆10・22~24 第28回全日本距離別選手権(エムウェーブ)

▼男子500メートル

向山恭平(政経4=白樺学園)――15位、35秒55

 

 「調子が悪い中、精一杯滑ることができた」。本来の感覚を取り戻し切れていないまま本大会に臨んだ向山。今回は目標タイムを35秒61に設定しレースに挑んだが、得意とするコーナーで一気に加速し、ふたを開けてみると35秒55で全体15位。オフシーズンに取り組んだ下半身強化のトレーニングが功を奏し、36秒21で全体25位という昨年度の記録を大きく更新する結果となった。

 

 目標を達成し幸先が良いスタートを切ることができたが「もっと攻めることができた」。集大成ともいえる最後の日本学生氷上選手権(以下インカレ)で納得のいくレースをするためには大会ごとに課題を見つけ修正していく必要がある。11月には全日本学生選手権を控えている向山。大会までにタイムを縮め、インカレに向けて弾みをつけるべく日々練習に励む。

 

[新津颯太朗]

 

試合後のコメント

向山

――レースを振り返っていかがですか。

 「調子が悪い中では自分としては精一杯できたかなと感じます。インカレまでにはもう少しタイムを縮めたいと思います」

 

――11月に開催される全日本学生選手権に向けての意気込みをお願いします。

 「全日本学生選手権の1週間前に帯広で大会があるので、そこで目標タイムの35秒3をしっかりと出せるようコンディション調整など詰められるところ詰めて頑張っていきたいです」