リーグ戦5戦目 勝敗を分けたディフェンス力/関東大学2部リーグ戦Bブロック
焦らず、我慢し続けた。試合序盤から互いに譲らず、同点のまま前半終了。迎えた第3Qに明大のディフェンスが機能し始める。一気に相手を突き放し、最後までリードを保ったまま見事勝利を収めた。
◆9・25~11・7 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)
▼10・17 対東女体大戦(国学院大たまプラーザキャンパス)
〇明大69{13―13、18―18、19―7、19―17}55東女体大
スターターは、SG西来実主将(理工4=鵬学園)、PF大和千夏(文4=埼玉栄)、SF佐藤美玲(文3=安城学園)、PG沖咲月(文2=埼玉栄)、PG新林未悠(理工1=湯沢翔北)。
「ディフェンスでどれだけ粘れるかが大事」(西)。その言葉通り、今試合はディフェンスが勝敗を分けた。前半は相手のオフェンスに翻弄され、明大のディフェンスはうまく機能しない。だが、コミュニケーションとチームで守ることの徹底でこの状況を打開。徐々に相手の得点が入らなくなっていった。ディフェンスを我慢して粘り続けることが、後半自分たちの流れを作る土台へと変わる。
築き上げた土台がチームディフェンスを完成させる。相手のミスからの攻撃が増え始め、一点一点積み重ねていく。中でも、沖は今試合相手から6回のファウルを受けた。相手の焦りを誘ったのは、ディフェンスに向かっていく果敢なプレー。「1番リズム良くプレーできるのは、ディフェンスから流れを作ったとき」(西)。まさに自分たち自身で良いリズムを作り出せた明大は、前半点差無しからの最終14点差で試合を終えた。
次戦の相手は日大。「次の試合で昇格できるかどうかが決まる」(近藤はづき・法1=安城学園)。目標である2部Aリーグ昇格が決まる大事な一戦だ。明大らしく、明大のプレースタイルで。チーム一丸となって勝利をつかみたい。
[小原愛]
試合後のコメント
沖
――試合を振り返ってみていかがでしたか。
「最初あまり流れが良くなくて、どちらかというと、相手の流れだったのですが、ディフェンスをやることで自分たちの流れにできたのかなと思います」
西
――後半点差を広げることができた要因を教えてください。
「我慢し続けて、ディフェンスをし続けることで相手のシュートも落ちてきていました。そこで粘れたのが点差を広げられた要因かなと思います」
近藤
――今日の試合を振り返って、ご自身のプレーについて教えてください。
「少しずつ調子は良くなっていきましたが、自分のプレーの出だしがあまり良くなかったので、そこを変えていきたいなと思いました」
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