国武大相手に圧勝 100点ゲームで試合を制す/関東大学2部リーグ戦Bブロック

バスケットボール(女子) 2021.10.17

 文句なしの勝利だった。今試合の相手は2部Bリーグに所属する国武大。前半から相手の思うようにプレーさせず、自分たちのペースで試合を進める。後半もディフェンスの手を緩めることなく相手のシュートを阻む。前半から後半にかけ勢いは衰えることなく、見事勝利を収めた。

 

◆9・25~11・7 関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館他)

▼10・16 対国武大戦(国学院大学たまプラーザキャンパス)

 〇明大100{24―11、32―5、28―12、16―15}43国武大

 

 スターターは、SG西来実主将(理工4=鵬学園)、PF大和千夏(文4=埼玉栄)、SF佐藤美玲(文3=安城学園)、PG沖咲月(文2=埼玉栄)、PG新林未悠(理工1=湯沢翔北)。

 

  終始明大が試合を制した。オフェンスでは前半から積極的に攻め、相手のプレーをさせない。ゴール下ではプレーにミスも見られたが、それをカバーするように果敢にドライブで攻め込み得点を重ねた。第2Qではさらに勢いが増し、速攻や3Pシュート、1対1など強気なプレーで、32―5という大差をつけた。続く第3Qでも失速せず、沖を始めとして次々とシュートを打ち、チームの得点につなげていく。ディフェンスでも相手のボールを奪い、リバウンドも自分たちのモノにする。第4Qでも体を張ったプレーで相手のファウルを誘い、与えられたフリースローの機会を確実に点数にした。国武大相手に圧倒的な力の差を知らしめ、100―43という大差で試合を終えた。

 

 PF山本涼菜(文1=浜松開誠館)が存在感を放った。「体を張ってチームに貢献できた」(山本)と、主戦場となるゴール下でその力を見せつけた。ゴール下では体の接触が多い分、どれだけ当たり負けせずに攻め込めるかがカギとなる。その激戦区の中でも山本は自分の役割を全うし、チームの勝利に尽力。1年生ながらまさに縁の下の力持ちとしてゴールを守っていた。

 

  次戦の相手は東女体大。悲願の2部上位昇格を懸ける戦いも残り3試合。やっと折り返し地点を迎えた。今試合の勢いそのままに次戦でもぜひとも白星を挙げたい。

 

[清水夢芽]

 

試合後のコメント

西

――今日の試合を振り返ってみてどうでしたか。

 「出だしで相手に何本かシュートを決められてしまいましたが、その後はみんなで、スクリーン(※1)に対するディフェンスをしっかりかいくぐるというのと、3線(※2)を意識しようということを話し合いました。そこからはみんな意識してできたので失点もとても少なく抑えられたかなと思いましたし、一人一人全員がシュートを狙って積極的に攻めることができたのでこの点差につながったと思います」

(※1)オフェンスがディフェンスの動きを止めるために使用する戦術。

(※2)ディフェンスにおいて、ボールを持っている人と自分がマークしている人の両方が見える位置で守ること。

 

――今日の調子はどうでしたか。

 「自分たちのチームはディフェンスから流れをつくるチームなのですが、今試合もそこから流れをつくれていたので、トータルで見ると調子は良かったかなと思います」

 

――チームの雰囲気はどうでしたか。

 「最初の方で点差が開いたので全員出場することもできて、それぞれ一人一人がシュートを狙っていけたので、そういう面でも雰囲気良くできたかなと思います」

 

山本

――試合を振り返ってみてどうでしたか。

 「いきなり失点してしまって立ち上がり的にはあまり良くなかったのですが、そこから強気で攻めることで自分たちの流れに持っていき、結果的には100点ゲームで終わることができて良かったです」

 

――次の試合の目標をお願いします。

 「次も立ち上がりで自分たちの流れに持っていけるように一人一人が攻め気でどんどんゴールに向かえるようにしたいです。また、失点が多いと負けにつながってしまうので、失点を減らせるようにディフェンスでも強気で当たっていきたいと思います」


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