早大に競り勝ち ファイナル4進出/関東大学リーグ戦 

ラクロス(女子)
2021.10.10

 開幕戦勝利の明大。第2戦は早大との対戦となった。立ち上がりから攻めのリズムをつかみ、第1Q(クオーター)だけで5点差をつける。その後はディフェンスに追われる時間が増えるも、粘り強く戦い勝利。チームは見事ファイナル4への進出を果たした。

 

◆9・11〜12・27 関東学生リーグ戦

▼10・9 対早大戦(江戸川区臨海球技場)

 ○明大10{6―1、0―2、2―0、2―3}7早大

 

 第1Qは立ち上がりから怒涛(どとう)の攻撃を見せる。「自分たちのプレーができた」(AT岡田茉桜・政経4=熊谷女子)。開始直後にパス交換からAT(アタッカー)内野彩香主将(営4=所沢北)のゴール裏から回り込んで打ったシュートで先制。リズムをつかむと波状攻撃で相手のゴールに迫り、一方的な展開となる。勢いに乗ったチームは内野や岡田の得点で点差を広げ、6―1とリードした状況で第1Qを終えた。

 

 第1Qの流れそのままに進むかに思われた第2Qだったが、試合は全く違う展開に。相手G(ゴーリー)やDF(ディフェンス)の堅い守備に阻まれ、攻めのリズムを思うようにつかめない。守備に回る時間も増え、思うような試合運びができなくなった。「自分たちのボールにできなかった」(内野)。相手に連続で得点を許し、2点差に追い上げられてしまう。しかし、苦しい展開になっても、焦ることはなかった。「想定はしていた」(岡田)。第3Q、チームはGを中心とした粘り強いディフェンスを見せ、拮抗(きっこう)した展開へ持ち込む。幾度なく相手にゴール前に攻められるが、得点は許さない。迎えた第4Qも流れは変わらず。「粘ることができた」(井川裕之ヘッドコーチ)。意地のディフェンスでリードを守り切り、10―7で勝利。接戦をモノにした。

 

 これでチームはファイナル4へ進出。目標である日本一に向けて、重要な試合が続く。「一戦一戦を大事に勝ち切りたい」(内野)。次戦も粘り強いディフェンスを武器に、一丸となって勝利へ突き進む

 

細田裕介]

 

試合後のコメント

井川コーチ

——今日のテーマを教えてください。

 「状況に応じたアクションが今日のテーマです。しかし、相手が緊張していたので第1Qで一気に練習してきた形が出せて6点取れたことが勝因だと思います」

 

内野

——今日の試合の振り返りをお願いします

 「第1Qは調子が良かったのですが、第2、3Qでクリアミスが多く、なかなか自分たちのボールにできなかったのが反省で、最後持ち切れた点は良かったです」

 

岡田

——自身のプレーの出来はいかがでしたか。

 「自分なりの役割というか、最後シュートを決め切るというところとか、メーカーとしてゲームを作るという部分で役割を果たせたかなと思っているので、1点欲しい場面で決め切ることができたのは良かったと思います」

 

——次戦までに今日の試合から高めたいことはありますか。

 「クリアです。ボールを自分たちのままずっと持っているというのは大事だなと思うのと、簡単なパスミスで相手に攻められることがあったので、基礎基本というところ、1対1の対人というところでも上げていきたいと思います」