リーグ戦5戦目 強固な守備で勝利をつかむ/関東大学2部リーグ戦

バスケットボール(男子)
2021.10.04

 明大の守備が相手を圧倒した。秋季リーグ5戦目の相手は上武大。試合開始から終了まで、相手にリードを許すことなく勝利を収める。連戦の疲れを感じさせることなく、守備面では大躍進。相手チームをわずか38点に抑えることができた。

 

◆9・14~11・6 第97回関東大学2部リーグ戦(各大学体育館他)

▼10・3 対上武大戦 (東京成徳大八千代キャンパス)

〇明大83{18ー6、28ー18、16ー6、21ー8} 38上武大

 

 スターターは、PG常田耕平(政経4=正智深谷)、SG吉村公汰(営3=土浦日大)、SF戸堀春輝(営4=国学院久我山)、SF田邉太一(情コミ2=福岡大大濠)、PF中村吏(法4=正智深谷)。

 

 磨き上げたディフェンス力は揺るがない。序盤は外からのシュートが入らないものの、徹底されたディフェンスが相手を襲いミスを誘う。相手のミスからの速攻。理想的な攻め方で着実に点を重ねた。相手のディフェンスの間を縫うような常田のドライブイン。ファウルを受けながらも果敢にアタックした田邉。「1人が点を取るよりも、みんなで取る」(PG塚本舞生・政経4=明成)。個人個人の意識がしっかりと点につながった。

 

 選手が何度も入れ替わる中で、高い守備力を保つことで勝利を呼び寄せた。「交代が多いということも自分たちの強み」(塚本)。常に100%の守備が良い攻撃を生み出すのだ。交代が多いことで相手を混乱させ、自分たちは複数の攻撃パターンを展開する。1プレーごとに声を掛け合い、修正し、共に成長していく。そこに明大の強さが隠れている。

 

 連日の試合による疲労にも屈せずに戦い切った今試合。留学生相手でも通用する高い守備力は大きな収穫となった。次戦の相手は国士大。「背の高い選手もいるので、チームとして対策しなくてはいけない」(田邉)。手応えを感じ、更に練習を重ね、より一段と洗練されたチームを見せてくれるだろう。目標である〝全勝優勝〟へ、挑戦は続いていく。

 

[小原愛]

 

試合後のコメント

塚本

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「リーグ戦に入ってから毎回試合の入りが悪かったのですが、今日は良かったです。留学生を抑えられたことと、相手の得点を38点で抑えられたことも良かったです」

 

――次回の試合に向けての意気込みを教えてください。

 「自分たちのディフェンスはそのまま続けて、国士大のセットプレーなど1週間でしっかり対策したいです」

 

田邉

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「相手に合わせてしまった部分があると思うので、自分たちのペースで試合を展開していけたらいいなと思います」

 

――最終Qはコートに下級生しかいない時間帯がありましたが、どういったことを心掛けていましたか。

 「下級生中心の時は自分が引っ張っていくという風にしています」