秋季リーグ初戦 青学大にストレート勝ち/秋季関東大学1部リーグ戦

バレーボール
2021.10.03

 約1カ月遅れて開催された秋季リーグ、初戦は青学大と対戦。序盤はリードを許す展開だったが、相手のミスを皮切りに主導権は明大へ。第1セット奪取後も勢いは止まらず、終わってみれば3ー0の圧勝。2年ぶりに開催されたリーグ戦で幸先の良いスタートを切った。

 

◆10・2~31 秋季関東大学男子1部オープン戦(会場名非公開)

▼10・2 対青学大戦(会場名非公開)

 〇明大3{25ー23、25ー20、25ー18}0青学大

 

<スターティングメンバ―>(ローテーション順)

MB安井恒介(政経3=市立尼崎)、ОP金田晃太朗(政経1=駿台学園)、ОH工藤有史(政経2=清風)、MB三輪大将(政経4=高川学園)、神園洋(法3=札幌藻岩)、ОH松本大翔主将(法4=埼玉栄)、Li武田大周(商2=松本国際)

 

 接戦をモノにした第1セット。序盤は相手の攻撃にうまく対応できず、リードを許す展開に。10ー13とリードされたところでインターバルに。ベンチに戻り、ミーティングが行われた。「キャッチだけは頑張ろう」(松本)。主将の言葉に発奮されたかのように、そこからは徐々に追い上げを見せる。そして、19―19に持ち込んだ次のラリーでは三輪が強力なスパイクを決めてリードに成功。「ボールを取り切れて攻撃につなげられた」(三輪)。その後も三輪や工藤がスパイクを決め、相手のサーブミスも重なり第1セットを先取した。

 

 最後までいい雰囲気を保った。第2セット以降はブロックやサービスエースでも得点を重ねる。また、攻撃時のフォーメーションもうまくはまった。今試合では安井をMB、金田をОPに配置。「お互いMBもОPもできる」(金田)。ユーティリティー性を生かした攻撃を見せ、相手を翻弄(ほんろう)し、リードを奪う。そして、マッチポイントを迎えた最後は、松本の武器であるサービスエースが見事に決まり、秋季リーグ初戦を勝利で飾った。

 

 次戦は宿敵・中大戦。「自分たちのバレーをしっかり出せれば勝てないことはない」(安井)。「勝敗が秋季リーグの順位に関わる」(金田)。厳しい戦いが予想されるが、今日つかんだ流れをそのままにヤマ場の試合を制してみせる。

 

[永井涼太郎]

 

試合後のコメント

松本

ーー本日の試合の振り返りをお願いします。

 「個人的には良いところが一つもなくて、オープン戦とかも合わせて一番良くないと思いました。チームとしては第1セットを落とさなかったことはすごく大きいですし、明治は初戦をよく落とすのでそこを勝ち切れたことは良かったと思います。」

 

三輪

ーー明日の中大戦は順位争いでも大事になってきます。

 「結構大事になるので、スタートからみんなで気持ちをつくってやっていければなと思います」

 

安井

ーー第1セットのインターバルを迎えてから流れが変わりましたが、その点についてはいかがですか。

 「いつも負けている場面で追い付こうと焦ってしまって自分たちでミスを出して負けてしまうことがあったので、まずは1点ずつゆっくり追い付いていこうと思いました。また、自分がサーブだったのですが、自分のサーブに自信があるというか結構相手が崩れることが分かっていました。なので、しっかりコースに打って崩したところで、そこからレシーブから攻撃につなげられたかなと思います」

 

金田

ーー勝負どころでスパイクも光っていました。

 「サイドをやっているとどうしても決めなければいけない場面や崩れた場面でトスが上がってくることが多いと思うので、そういった場面でしっかり決め切れたことはチームとしても個人としてもプラスになることだと思いますし、これからも意識してやっていきたいと思います」