リーグ開幕 第3Qで突き放し東農大に快勝/関東学生リーグ戦

ラクロス(女子) 2021.09.21

 リーグ開幕戦は東農大との対戦。第1、2Q(クオーター)は流れをつかめず苦しんだものの第3Qで奮起し一挙5得点。流れをそのままに見事快勝し、チームの目標である日本一へ向けて着実に歩みを進めた。

 

◆9・11~12・27 関東学生リーグ戦

※無観客試合のため、会場名は非公開となっております。

▼9・20 対東農大戦

 〇明大14{4―2、1―1、5―1、4―0}4東農大

 

 第1Q開始2分、MD(ミディ―)小瀬かなえ(農4=帝京)のパスからAT(アタッカー)吉岡真子(政経4=明大中野八王子)がシュートを決めて先制。1分後にはAT内野彩香主将(営4=所沢北)がシュートを決め、明大が完全に流れをつかんだかのように思われた。しかし「クリアで詰まっているシーンがあった」(内野)。なかなか点差を広げることができず第1、2Qは拮抗(きっこう)した試合展開となった。

 

 第3Qは「とにかくボールを前に進めようと思った」(AT岡田茉桜・政経4=熊谷女子)。その言葉通り、速く確実にパスをつないで前に運び、最後は岡田がしっかりとシュートを決める。意識を変えたことで本来の動きを取り戻し最高の流れに乗った。勢いづいた今年度の明大は誰も止められない。その後も岡田や内野のシュートが決まり9-4と東農大を突き放す。第3Q残り2分を切った場面では、AT野村柚月(情コミ4=札幌手稲)が武器とするゴール裏から回り込んでのシュートでゴールネットを揺らす。

 第4Qは第3Qの勢いそのままに小瀬らが得点を重ね14-4で試合終了。見事東農大に勝利し白星発進となった。

 

 新型コロナウイルスの影響で1か月延期しての開幕となった今大会。「延期になった分まだまだ練習できる」(内野)と延期になったことを前向きにとらえ勝つための準備をしてきた。さらに練習を積み重ねチームで目指すのは日本一。今年度の明大の快進撃はまだ始まったばかりだ。

 

[堀純菜]

 

試合後のコメント

井川裕之ヘッドコーチ

――試合を振り返っていかがですか。

 「前半は相手にドローを支配されて苦戦しましたし、あと1本というところで試合を決められず、ずっともつれてしまっていました。その中で第3Qは縦に速くつないで相手が戻ってくる前に仕留めるという作戦に切り替えました。第3Qでとどめを刺すような展開に持ち込めたのが良かったと思います」

 

内野主将

――チームで意識したことは何ですか。

 「今年のチームはきれいなラクロスというよりかはミスもたくさんするし、上手くないけれどもみんなで挑戦して暴れ続けるというのがチームのカラーだと思っていたので、何をしても想定内だと思って暴れてきました」

 

岡野

――第3Qで大量得点されていましたがどのようなことを考えていましたか。

 「シュートを決め切るというのが役割だと思っていたので、余裕を持ってここは決まるという自分のおはこのシュートを決めて、DFやゴーリーのポジショニングなどもよく見て、ただ決め切るということをやっていました」

 

野村

――第3Q、裏から回り込んでのシュートを決められましたが、どのようなことを考えていましたか。

 「自分のシュートコースが見えたときに『これは』と思いました。しかも相手ゴーリーもたまたま左手ゴーリーで明治が普段練習しているのと同じだったので、自分が信じたところに打ち込めば入るだろうって思ってやったら入りました」

 

小瀬

――これからの意気込みをお願いします。

 「ラストシーズンとなって緊張してしまうこともあると思うのですが、その緊張を自分にとってのプラスに捉えて、チームが一番ピンチの時にこそ活躍できる選手になってチームを勝たせたいと思います」


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