木村颯が念願の200メートル20秒台に突入!/日本学生対校選手権
日本学生対校選手権(以下、日本インカレ)はついに最終日を迎えた。200メートルに出場した木村颯太(法2=明星学園)は21秒の壁を破り、目標としてきた20秒台に突入。さらには明大記録も更新し5位に入賞。一回り成長した姿を見せ、最終日をいい形で締めくくった。
◆9・17~19 第90回日本学生対校選手権(熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)
[3日目]
▼男子800メートル準決勝
3組 堀田 8着 2分00秒78
▼男子200メートル準決勝
2組 木村稜 4着 21秒03
▼男子200メートル決勝
5位 木村颯 20秒92
▼男子三段跳び決勝
15位 鈴木 15m34
また一つ歴史を塗り替えた。木村颯は準決勝で自身初となる20秒台、20秒94をたたき出し2着でゴール。大会2日目に木村稜(政経2=乙訓)が樹立した明大記録21秒01も更新した。約3時間後に行われた決勝の舞台では「あとは出し切るだけ、と思い切って走ることができた」。自己ベストをさらに更新し20秒92で5位に入賞。両レースともに20秒台で走破し「実力がついてきた」。今後については「好記録を維持し続けられる強い選手になりたい」とさらなる飛躍を目指す。
800メートルの準決勝には堀田聖尊(政経4=三重県立川越)が出場。堀田は大学1年次の夏に競歩から中距離に転向。昨年度までは体同連陸上競技部で競技を続け、今年度から競走部に所属するという異色の経歴を持つ。堀田にとって大学生活最初で最後の大舞台。しかし位置取りに苦労し、実力を出し切れず「ふがいない感じになってしまった」。悔しい8着フィニッシュで決勝進出とはならなかった。また200メートルの準決勝に出場した木村稜は4着で決勝進出を逃した。鈴木憲伸(営3=明大中野八王子)は三段跳びに出場。調子はよかったものの15位と悔しい試技となった。
3日間に及ぶ日本インカレが幕を閉じた。目標を達成した選手もいれば、なかなか思い通りに力を発揮できなかった選手も。しかし園原健弘総合監督は「合格点を十分に与えられる内容だ」と高く評価している。短距離陣の4年生の多くは今大会で引退となるが「4年生の頑張りには本当に感謝したい」(園原総合監督)と後輩たちに残したものは大きい。先輩たちの思いを引き継ぎ、後輩たちは来年度に向けて走り続ける。
[萩原彩水]
※レース後のコメントは後日「紫走堅固」にて掲載いたします。
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