早大に逆転勝利 後半に3連続トライ/練習試合
菅平での合宿最後の試合となった対早大B戦。前半は積極的にチャンスをつくるもミスが目立ち苦戦。しかし後半に3トライを挙げ、相手にトライを1本も許すことなく、最終スコア24―14で逆転勝利を収めた。
◆8・28 練習試合(サニアパークメイングラウンド)
▼対早大B戦
〇明大24{5―14、19―0}14早大
前半はセットプレーこそ安定していたものの、ミスが目立ちなかなか試合が動かなかった。先制点を決めたのは早大。前半22分、早大にパスを奪われトライを許してしまう。一方、明大に動きがあったのは31分。萩原周(商2=大阪桐蔭)から左に展開し最後に松本光貴(商2=明大中野八王子)がトライを決めた。「敵陣で走りこむ練習を試合にフォーマットできた」(松本光)。その後も積極的にチャンスメイクをしていくが、ゴールライン手前でのミスが目立ち点数に結び付かず5―14で前半を折り返す。
一転して、後半は明大が流れを引き寄せた。後半15分、左センター吉田輝雅(政経1=東海大相模)が敵陣10メートルライン付近でゲインを切ると、そのまま相手を次々かわし一気にグラウンディング。「自分の前が空いたのでそのままいった」(吉田輝)。続く29分、ラインアウトからチャンスをつくり出し、左ウイング原口虎太郎(商3=東福岡)が逆転トライを決める。試合終了間際にも、左に大きく展開すると土肥恵太(政経3=秋田工)が勢いよく飛び出し、ダメ押しのトライ。後半は早大にトライを1本も許さず、見事に逆転勝利を収めた。
菅平での合宿最後を締めくくった今試合。目立ったのは後半での追い上げだった。4本のトライのうち3本は〝MEIJI TIME〟といわれる終盤のきつい時間帯で得た得点だ。「明治はフィットネスをやってきて後半の体力が強み」(ゲームキャプテン・スクラムハーフ丸尾祐資・商3=報徳学園)。秋シーズンは他大学もさらにパワーアップし熾烈(しれつ)な戦いになることが予想される。〝MEIJI TIME〟でどこまで粘り続けることができるのか。明大のさらなる変化に期待だ。
[安室帆海]
試合後のコメント
丸尾
――合宿を振り返っていかがですか。
「スクラムハーフとして早いテンポのラグビーをするためにフィットネスの部分を強みとして持っていて、そこをもう一段階夏合宿を終えてレベルアップできたと思います」
吉田輝
――前半を受けて後半で修正したことはありますか。
「BKのところでうまく回せなかったので、自分のところで1回ラインをためてからいいスピードで回せるように意識しました」
松本光
――セットプレーはいかがでしたか。
「スクラムもラインアウトも自分たちがしたかったようにできました。セットプレーからプレッシャーをかけていい流れに持っていくことができたと思います」
土肥
――今日の試合で自身の役割をどう考えていましたか。
「やはり前半負けていた部分があったので、後半で出ていくなら逆転していい形で終わろうと思って臨みました」
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