三浦惜しくも準V インカレに向け課題と収穫残す/伊勢湾カップ

ボードセーリング
2021.08.15

 1983年から開催され、今年度38回目となった歴史ある伊勢湾カップ。全国から200人以上参加する今大会。明大からは2年生以上が出場し、インカレ関東支部予選に向け上々の滑り出しとなった。

 

◆8・7〜8 伊勢湾カップ2021(新舞子海岸)

 

▼メンズクラス

 三浦――2位

 内藤――3位

 中島――8位

 相沢――10位

 田中――12位

 長井――20位

 川村――34位

 小林――56位

 高橋――72位

 大島――82位

 

▼レディースクラス

 岡――22位

 堀越――28位

 

 悔しさも残る結果となった。三浦圭主将(法4=星)は「目標はもちろん優勝」と掲げるも結果は及ばず2位に終わった。得意の強風が吹いた初日、1番で帆走できるはずが「緊張感が足りなかった」と1位との点差が離される結果に。2日目は微風の中、今まで練習してきたバンピングの成果が出て3レースで2位、1位、2位と好成績を収める。優勝した関(関東学大)に対しては何度も敗北してきた三浦。しかし「着実に去年までの差は縮まってきている」と成長を感じた今大会。個人戦での奮戦に期待が高まる。

 

 目標だった3位入賞を達成することができた内藤紳之介(法2=アサンプション国際)。初日は道具のトラブルもあり、思うように帆走できなかった。しかし2日目は初日を取り返す気概で挑み、いいレース展開で進めることができた。「3位以内が続いていて調子はすごくいい」と語る内藤。自信が力となり、より一層頼もしい存在になった。

 

 惜しくも入賞は逃した中島隼人(商4=暁星)は今後の課題が見つける手応えがあった。初日の1本目、攻めるレースをするも「海面の読みが外れた」と結果は出なかった。だが2本目からは切り替えて自分のレースに持ち込み大幅に順位を上げる。「どれだけミスをなくせるか」と挑んだ2日目。入賞という形で結果は出せなかったが、「全国レベルで順位が安定してきた」とポジティブに捉えた。

 

 2年生以上が全国での順位を把握するためにも重要だった今大会。9月に行われるインカレ関東支部予選に向けておのおの手応えと課題が見つかった。目標は「2年生以上全員通過」と気合は十分だ。もう一段階レベルアップした姿を見せてくれるのか。1カ月後が楽しみだ。

 

[新谷歩美]

 

試合後のコメント

三浦

――支部大会に向けての意気込みをお願いします。

 「全部1位を取って優勝したいと思います。どの風域でも速いということを見せて通過したいと思います」

 

内藤

――大会を振り返っていかがですか。

 「最初の目標は3位入賞というところに定めていてそれを達成することができたのは今はちょっとした安心感があります。また、それ以外にうれしかったこととしては、明治大学の選手が多く上位に入り込んできていることです。やはり自分たちの1番の目標はインカレの団体戦なのでそこに向けて良い形で調整出来ているのではないかと感じられたのが良かったと思っています」

 

中島

――この大会で感じた課題は何ですか。

 「小さなミスが何十位も順位を下げるということを今回のレースで痛感したので、ミスをなくすプレーやレース中のどのように安定したレースを走るかということが今後の課題だと思いますし、今後も肝に銘じて次はしないようにしたいなと思います」

 

※写真は明大ボードセーリング部提供