PK戦の末東洋大に敗戦 総理大臣杯への夢散る/「アミノバイタル®︎」カップ 関東大学トーナメント

サッカー 2021.07.14

 2回戦の相手は、関東大学2部所属の東洋大。試合は序盤から激しい展開が続き、2―2で120分の戦いを終える。迎えたPK戦では、5人目・稲見のキックは無情にもゴール右へと外れ3―4で試合終了。優勝、そして総理大臣杯全日本大学トーナメント(以下、総理大臣杯)への出場という目標ははかなく散った。



 

 試合序盤は明大ペース。立て続けにチャンスをつくると16分、CKのこぼれ球を杉浦がゴール正面から豪快に振り抜き先制。幸先の良いスタートを切った。しかし「今年度のチームの弱さが出た」(栗田大輔監督)。20分、38分と立て続けにセットプレーから失点。「一人一人の気迫やリーダーシップが足りなかった」(稲見)と逆転を許した。


 その後杉浦の同点弾で前半を折り返すが、後半も一進一退の攻防が続き「自分たちの時間をつくれなかった」(杉浦)。リーグ戦から課題だった決定力不足も修正できず、2部の格下相手にスコアを動かせないまま120分の戦いを終えた。


(写真:2ゴールを挙げた杉浦を祝う選手たち)

 迎えたPK戦。3人目の林は相手GKのセーブに遭い、4人目終了時点で3―4に。止めなければ敗戦という場面で青嶋が相手5人目・佐々木銀士(東洋大)のキックをセーブし、勝利への望みをつなぐ。サドンデス突入へ、大事な5人目のキッカーを任されたのは、この日キャプテンマークを背負った稲見。しかし、右足から放たれたボールは左ポストに直撃。PK戦に及ぶ激戦は敗戦で幕を閉じた。


(写真:PK戦でスーパーセーブを見せた青嶋)


 「先輩たちの偉大な記録を止めてしまったことに責任を感じている」(稲見)。この敗戦で5大会連続の決勝進出を果たしていた総理大臣杯への進出は断たれた。課題はやはり守備面。「〝守備の明治〟と言われているだけに後期リーグ戦では無失点にこだわりたい」(稲見)。今季公式戦でのクリーンシートはここまで3試合。〝良い守備から良い攻撃へ〟という明大の原則を体現できていなかったことが敗因だ。「リーグ戦に向けて鍛える時間ができた」(栗田監督)。創部100周年を迎える今年度。残るリーグ戦とインカレ制覇に向け、紫紺の勇者たちは〝邁進〟(まいしん)する。

 

[土屋秋喜]

 

試合後のコメント

栗田監督

――前半を2―2で終えましたがいかがでしたか。

 「失点をしてしまった時点で駄目だと思います。やはり先制して、コンパクトな守備をしてきっちりと試合を進める、トーナメントの戦いをしている中で2点を取られてしまったという点では合格点は与えられないです。今年度のチームの弱さが出てしまったと思います」

 

――総理大臣杯への出場権を失った今、今季の目標はリーグ制覇ですか。

 「まずは1部に残留することです。明大は2005年からずっと1部で戦っているので、1部で戦い続けていくということにはこだわりたいと思っています。その上で一戦一戦チームを鍛えて、その結果としてリーグ優勝やインカレへの出場が見えてくると思います。今日の悔しさを忘れずに、きちんと積み上げていくことが大事だと思います」

 

稲見

――3点目を取れなかったことが敗因だと思いますがいかがですか。

 「決定力もリーグ戦からの課題としてある中で今大会も修正することができなかったので、もう一度全員で見つめ直して改善していきたいと思います」

 

杉浦

――自身は2ゴールを挙げましたがいかがですか。

 「もちろん結果を残せたのはいいことですが、やはり勝利につながらなければ意味がないと思います。3点目のチャンスがある中で決めきれないと勝利にはつながらないのかなと思います」


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