帝京大に奮闘するもダブルスコアで敗北/練習試合
先制点は明大だった。このまま明大が試合の流れを持っていくと思われたが、帝京大の壁は厚かった。前半、帝京大のスピードあるプレーに翻弄(ほんろう)され4連続トライを許してしまう。後半では巻き返しを図りいい流れができた場面もあったが、攻め切ることができず悔いの残る結果となった。
◆6・12 練習試合
※非公開、無観客試合で実施
▼対帝京大B戦
明大31{12―33、19―29}62帝京大○
苦しい戦いだった。前半1分、スタンドオフ伊藤耕太郎(商2=国学院栃木)が相手のミスボールを奪うと、そのまま相手のディフェンスを軽快にかわし、先制点を奪取。いい入りができたように思われたが、その後は明大のミスが目立ち、4連続で帝京大にトライを許してしまう。「いいラグビーができず流れがつかみきれなかった」(左センター廣瀬雄也・商2=東福岡)。前半38分、右センター石塚勝己(情コミ2=桐蔭学園)が敵陣22メートルライン付近から抜け出し、右ウイング髙比良隼輝(政経4=長崎北)にパス。そのまま勢いに乗り追撃のトライを決めた。一度は逆転のチャンスをつかんだと思われたが、3分後には帝京大に追加点を決められ前半を終える。後半では、今試合のテーマである『tough challenge』の下逆転を図った。だが、フィジカルの強い帝京大の選手にディフェンスラインを破られ、31ー62のダブルスコアで敗戦となってしまった。
負け戦となってしまった今試合。だが、後半にはリザーブメンバーによる活躍が見られた。後半で取った3トライのうち2トライは野口裕太(法4=明大中野)、土肥惠太(政経3=秋田工)のリザーブメンバーによるもの。リザーブメンバーの他にも、ケガから復帰した伊藤が攻撃の起点を積極的に仕掛けチームにいい流れをもたらした。「スペースがあれば自分から行こうと決めていた」(伊藤)。来週は八幡山グラウンドでの法大B戦。今回のいい流れを早くからつくり、ぜひとも勝利を収めたい。
[安室帆海]
試合後のコメント
野口
――トライシーンの振り返りをお願いします。
「あそこはBKとFWで連帯となって、一人一人がゲインラインを切って、外まで振ってから内が空いた状態だったので、FWとBKの連携が取れていたと思います」
土肥
――次戦に向けての意気込みをお願いします。
「結果は結果で負けてしまったので、次の試合に向けて、この悔しさを忘れず、日々の練習をしていって、自分の強みであるフィジカルを生かしつつ、次は自分からチームを引っ張れるようにしていきたいと思います」
伊藤
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「前半負けてしまって、ディフェンスの時間が長く自分たちのペースをつかめなかったのですが、後半になって自分たちのアタックができていたので、そこは次回につなげたいです」
廣瀬
――試合の敗因は何だと思いますか。
「前半の入りが悪かった点だと思います。明治のアタックが思うようにできていなかったので、次からはそれを試合開始からできるようにしていきたいです」
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