攻撃力光る 東海大に勝利/練習試合
終始相手に主導権を渡さなかった。前半から積極的に仕掛けトライを連取。26―14で折り返すと、後半も得点を重ね、攻撃で相手を圧倒。「攻めのラグビーを貫き勝ち切ることができて良かった」(ゲームキャプテン・スクラムハーフ竹ノ内駿太・政経4=長崎南山)。最終スコア52―31で快勝した。
◆6・6 練習試合
※非公開、無観客試合で実施
▼対東海大B戦
〇明大52{26―14、26―17}31東海大
先手必勝の精神を貫き勝利を飾った。試合前のテーマは「アーリーファイトをして最初10分で相手を圧倒する」(右ロック臼田湧人・情コミ4=国学院久我山)。その言葉を明大メンバーはしっかりと実践した。試合開始直後の前半2分、敵陣22メートルライン付近のラインアウトから左センター廣瀬雄也(商2=東福岡)が抜け出して幸先よくトライ。「フィジカルという自分の弱点を克服できたいいトライだった」(廣瀬)。この得点後、しばらくスコアが動かない我慢の時間が続いた。しかし、同18分に左プロップ中山律希(政経2=天理)がゴール付近での密集から持ち込んでトライを決めると明大の攻撃に火が付いた。立て続けにトライを決め、結果的には前半だけで4本のトライを含む26得点を挙げ、攻撃で相手を圧倒した。後半も攻撃の勢いは止まることを知らず、相手に得点を許す場面もあったものの、右センター石塚勝己(情コミ2=桐蔭学園)の抜け出しからの攻撃などを中心に着実に得点を重ねた。
最終スコアは52―31。明大らしい攻めのラグビーを貫き、最後まで相手を寄せ付けなかった。「相手に点を取られてもプレッシャーを感じず、自分たちの流れを保つことができた」(臼田)。前半30分にトライを決めた竹ノ内は「自分たちから仕掛けていくというチームの共通認識を実践することができた」と話す。今後も明大の攻撃的ラグビーから目が離せない。
[廣末直希]
試合後のコメント
臼田
――試合全体を振り返っていかがですか。
「最初からアタックのブレークダウンのところで、クイックセットとレッグドライブを掲げており、そこで圧倒でき、得点を取ることができて良かったです」
竹ノ内
――ゲームキャプテンとして何を意識しましたか。
「アタックでもディフェンスでも自分たちから仕掛けるということをチーム全体で意識し、実践することができたので良かったです」
――試合を振り返っていかがですか。
「前半はいいリズムで試合を展開できましたが、後半は疲労からやるべきことができていなかったので改善していきたいです」
廣瀬
――どのような気持ちで試合に臨みましたか。
「フィジカルの面でAメンバーからBメンバーに落ちてしまっていたので、この試合ではフィジカル面で自分の強さを出そうという思いで試合に臨みました」
石塚
――試合を通じて良かった点は何ですか。
「アーリーファイトという部分で先に仕掛けられましたし、コリジョンという接点の部分で、東海大さんよりもファイトできたのではないかと思います」
――次戦に向けて意気込みを聞かせてください。
「次戦の対戦相手の帝京大さんもフィジカルが強いので、いい準備をして自分たちから仕掛けるラグビーをしたいと思います」
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