東海大に黒星 攻め切れず課題の残る結果に/練習試合
「相手のペースに飲まれてゲインを切られてしまった」(ゲームキャプテン・左フランカー吉田幹・文4=佐野日大)。前半は敵陣でのプレーも多く、流れをつくれそうだった明大。前半の反省を元に切り替えたい後半だったが、東海大のペースを崩すことができずに黒星をつけられた。
◆6・5 練習試合
※非公開、無観客試合で実施
▼対東海大C戦
明大19{19―28、0―31}59東海大 ○
取られては取り返す、前半は競った展開となった。前半6分、早々に東海大に先制トライを許す。「崩れかけたが、耐えて持って行けた」(吉田)。その後前半10分、モールで押し出しトライに成功。相手にリードを許さない展開に。明大ペースで迎えた前半18分、左センター山田歩季(商1=京都成章)からパスを受けた右ウイング杉本大雅(文3=国学院久我山)が逆転トライ。この流れのまま引き離したいところだったが、前半20分、相手のトライで追い付かれてしまう。「吉岡(汰我・政経3=筑紫丘)さんが裏にいいタイミングで蹴ってくれた」(山田)。前半32分、敵陣でのスクラムから動かし続けたボールを最後には吉岡がキックし山田がグラウンディング。この流れで明大のペースに戻したかったが、終了間際に相手のトライを許し、19―28で前半を終えた。
切り替えて追い付きたい後半。しかし思うようにいかない。「ディフェンスの場面でノミネートができなくなってしまった」(左ロック・古庄竜也・情コミ3=中部大春日丘)。後半開始早々に追加トライを許し、さらに差をつけられる。敵陣でのプレーにもっていきたい明大だが、ミスや反則が多く東海大ペースに飲まれてしまう。その後追加4本のトライをとられ19―59という悔しい結果で幕を下ろした。「今日の課題は気持ちの面で修正できると思うので、次に引きずらないようにしたい」(吉田)。この敗戦で見つかった課題を克服した、これからの明大に期待したい。
[豊澤風香]
試合後のコメント
吉田幹
――ゲームキャプテンとして意識したことはありますか。
「キャプテンとして、まずはしっかり周りを引っ張れるようなプレーをすること。落ちているときに、しっかり自分たちがやるべきことを再認識させるようになっていました」
熊澤百将(理工3=明大中野)
――ディフェンスはいかがでしたか。
「ディフェンスではコミュニケーションをして一人一人が誰を見る、ノミネートをしっかりするところがありましたが、そこができていなくて、ノミネートがずれてしまって間をいかれてしまいました」
杉本
――試合の振り返りをお願いします。
「前半はすごくやっていて楽しかったんですけど、後半はほとんど相手ボールで、アタックしてもすぐミスにつながってしまいました」
古庄
――次戦に向けて課題はありますか。
「東海大学はモールで来ると分かっていたのでそこを意識していたけれど、まだ若いチームというのもあってか低さの部分が甘くて思うように行けなかったシーンがあったのでそこは次の練習で意識したいです」
吉岡
――試合のテーマを教えてください。
「今日の試合のテーマはearly fightで自分たち側から早く仕掛けていくことです。前半は負けていたのですが後半よりはできていて、後半は自分たちのペースで戦えずに相手の土俵で戦ってしまったので、そこが敗因だと思います」
山田
――次戦に向けて改善点はありますか。
「次はFWのセット早くして、いいアタックできるように自分から声出していければなと思います」
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