投打で圧倒 コールド勝ちで全日本への切符つかむ/全日本出場校選出予選会

準硬式野球 2021.06.14

 勝てば全日本大学選手権(以下、全日本)への出場が決まる1戦。攻撃面では打線がつながり10得点。守備面は前田剛志投手(農4=札幌第一)の好投が光り無失点と投打がかみ合い、全日本への出場権を手にした。


◆6・5~6・13 全日本出場校選出予選会(上柚木公園野球場)

▼6・13 対国士大世田谷戦(上柚木公園野)

国士大 世田谷戦

1

2

3

4

5

6

7

8

9

明大

×

×

×

10

国士大世田谷

×

×

×

 

 圧巻の試合内容だった。2回表、四球と永井克樹外野手(営3=広陵)の二塁打で好機をつくると、スクイズと高橋祐輔外野手(政経3=日大)の適時打などで3点を先制して流れをつかむ。以降も得点を重ねて迎えた6回表には1年生ながら主軸に座る田村陽大内野手(農1=花巻東)に右翼フェンスを軽々と超える2点本塁打が飛び出た。10得点で、谷口秀斗主将(営4)も「(好機で無得点だった)初回以外は完璧だった」と評価した。

 

 投手は前田の活躍が光った。1回、2回とランナーを出したものの、無失点に抑える。その後は尻上がりに調子を上げ「徐々に良い球がいくようになった」(前田)と振り返るように3回からは一度もランナーを出さなかった。5回を投げ、無四球無失点。一度も二塁を踏ませない完璧な投球をみせた。6回裏には代わった田村がピンチを背負うも粘りの投球で無失点に抑えコールド勝ちとなった。

 

 この勝利で2年ぶりに全日本への出場が決まった。「2年前の全日本で悔しい思いをしているので大会までに攻守でスキのない完璧なチームをつくりたい」(谷口)と選手に気の緩みは無い。チームの見据える先は日本一。明大の全国での活躍にも期待が膨らむ。

 

[松田遥歩]

 

試合後のコメントのコメント

谷口主将

――全日本出場が決まった今の心境を聞かせてください。

 「嬉しいですが、ここ(全日本出場)がスタートラインなのでやっとここに立てたという気持ちでいっぱいです」

 

――全日本に向けての意気込みをお願いします。

 「全国みんな強いのでとりあえず一戦必勝で、目の前の相手としっかり戦って、最終的には日本一を取れるように頑張ります」

 

前田

――今日の投球内容を振り返っていかがですか。

 「打たせて取るピッチングを意識していたのでそれが出来てよかったです」

 

――無四球でしたが意識していたことはありますか。

 「細かいコントロールは気にせずストライクゾーンに入れることを意識していたのでそれが結果につながったと思います」

 

原晟也内野手(情コミ4=彦根東)

――全日本出場までの道のりを振り返っていかがですか。

 「法大に勝てずリーグ戦がギリギリの2位で(予選会に勝ち)全日本を決めることができましたが、簡単に負けるチームでは無いので今のところは自分たちの力を出せていると思います」

 


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