徳安 ベスト8で連勝ストップ/関東学生トーナメント7日目

硬式庭球 2021.06.05

 2年生ながら唯一女子シングルス準々決勝に進んだ徳安莉菜(文2=野田学園)。勝てばベスト4進出が決まる大事な試合。奮闘を見せるも一歩及ばず、ベスト8で関東学生トーナメント(以下、春関)を終えた。

 

◆5・24〜6・7 関東学生トーナメント(早大東伏見コート)※無観客で実施

▼6・5 

[女子シングルス5回戦]

 徳安 0{4-6、3-6}2 猪川(法大)〇

 

【女子シングルス5回戦:徳安VS猪川結花(法大)】

 「挑戦者という気持ちで挑んだ」。 高校時代に勝つことができなかった因縁の相手との勝負に緊張が高まる。第1セット序盤は相手の流れに乗せられ、ゲームカウント2-5まで追い詰められる。それでも「まだセットを取れる可能性は全然ある」と積極的なショットで相手を攻め込み巻き返しを図るも4-6で第1セットを落とした。

 

 「絶対負けない」と気持ちを切り替え、第2セットは冷静に試合を進める。ゲームカウント3-3とお互い譲らない展開が続く。しかし次第に相手のボールの速さに追い付けなくなり劣勢に立たされる。負の連鎖から抜け出せずどんどん焦りが加速する。「自分のことばかりになってしまった」。そこから相手の勢いは止まることなく3-6で試合を終えた。

 

 従来の目標であるベスト8は達成できたが「自分だったらもっと上に行けた」と悔いが残る。それでも昨年度からの大躍進を披露しベスト4も手が届くところまで成長した。見つかった課題をどこまでつぶせるか。初めてのインカレで「絶対優勝」の目標も夢ではない。春関での悔しさをインカレで晴らしてみせる。

 

[出口千乃]

 

試合後のコメント

徳安

――相手はどんなプレーをしてきましたか。

 「相手は攻撃的なテニスで、でも多彩なショットというよりは打てるからそれ1本で勝負してくるという感じのプレーでしたね」

 

――試合全体を振り返っていかがですか。

 「全く勝ったことがない相手で挑戦者という気持ちで挑んではいたのですが、お姉さんという感じがしましたね。相手の方が簡単にテニスをやっていたかなと思います」

 

――今大会全体でベスト8でしたがいかがですか。

 「チームの目標がベスト8にみんな入ることだったのですが自分はベスト8に入れて、チームの目標も達成できて自分も一つの区切りとしてベスト8を目標としていたのですが全く満足していないというかもっと自分だったら上に行けたはずだと思うし今はただただ今日の試合とかももっとやれることがあったと思うのですごい悔しいですね」

 


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