わずか18点差で王座進出ならず 来年度へ再起を誓う/関東学生1部リーグ戦事後取材女子①

アーチェリー 2021.05.29

 王座決定戦へあと一歩届かず。例年とは異なる形で行われた関東学生1部リーグ戦兼王座選考会。全国大会・王座に挑戦できるのは、リーグ戦上位5チームのみ。明大女子は6位と、惜しくもその切符をつかむことはできなかった。今回は女子の出場選手から檜垣安沙奈(法3=British International School of Wroclaw)、池田栞捺(農3=下関西高)、横山佳乃子(政経4=明大中野八王子)にオンライン取材を行った。

 

◆5・15〜16 関東学生1部リーグ戦兼王座選考会(会場非公開)

▼5・16 女子

 明大――6位

 

横山

――女子リーダーとしてチームの成績を振り返っていかがですか。

 「みんな悔しいところだと思います。私以外全員リーグ戦初経験でしたので、できるだけいつもと同じように自分の実力を最大限出せるようにしようと話していました。そこに関してはみんなクリアしてくれたと思っています。ただ、成績としてはまだまだ他校に及ばないところもあったので、そこは実力不足でした」

 

――この大変な1年間、大切にしていたことがあったら教えていただきたいです。

 「チームを強くするという面では競争意識を持ってもらうという点です。部内でライバルがいて勝たなきゃいけないという環境を作るように意識していました。他には、メンバーに入る子が固定化されてしまうということがあるので、なかなかメンバーに入れない子たちの精神的フォローはどうしようかという点がありました。そこでコロナで会えなくなってくると、コミュニケーションも取れなくなってしまいます。なので、たわいない話でも自分から声を掛けて明るくできたら良いなと思っていました」

 

――これまでの自分に一言。

 「素直に後悔はないです。遠回りだったこともたくさんありますが、よく最後までやり切ったなと褒めてあげたいです」


 

池田

――今回の大会が2021年の初戦でしたが、いかがでしたか。

 「団体戦でこのリーグ戦に勝ってみんなで王座に行くということが部全体としての目標ですので、ほかの大会とは意味合いは違いました。この大会のために1年間他校と定期戦を組んだりし、団体戦の練習をしていました。なので、絶対にここは勝ちたかったです。悔しいです」

 

――今後の大会に向けて、主将としてまたアーチェリー部部員として、意気込みをお願いします。

 「主将としては、個人戦または来年のリーグ戦に向けてまずは個人の技術力もそうですが、チーム力を高めていきたいと思っています。出場できるのが6人もしくは8人しかいないので、誰が選ばれてもお互い応援できるような本当の意味で信頼関係のあるチームを作っていきたいと思います。個人的な目標としては、全国大会という舞台を経験するということを入部当時から掲げています。なので、それに向け自分で時間を見つけてたくさん練習し、自信を持って戦い、個人としての全国大会を決めたいと思います」

 


檜垣

――王座出場までわずかでしたが、チームとして今回の結果をどのように受け止めていますか。

 「チームとしてはそんなに悪くない点数帯のところで固まってしまい、600点に届かない子が多くいるという印象を受けました。自分もそうですが、緊張に弱いところが響いてしまったのかなと思っています。みんなが実力、ベストを出せなかったというところがすごく惜しかったです」

 

――チームを引っ張っていく立場として、今年はどのような1年にしたいと思っていますか。

 「今大会では本当に悔しい思いをしたので、絶対に王座に出るということが最終的な1番大きな目標です。それと同時に幹部としてチームを作っていく立場になるので、新しく入る1年生の子や2年生の子も一緒になり、頑張っていけるチームを作りたいと思います」

 

――最後に今後に向けた意気込みをお願い致します。

 「1年間王座というものに向かって練習してきましたが、今回はダメでした。来年こそは絶対に出るぞという心持ちで、日々の基礎の練習を頑張り、試合の緊張感にも慣れていきたいです。そして、試合という大舞台で、自己ベストが出せるようにしたいです」

 

[清水優芽]


関連記事 RELATED ENTRIES