3艇が予選突破! 両クラスから全日本個選へ/関東学生個人選手権

ヨット 2021.05.27

 両クラスともに健闘を見せた。上位18艇が9月に開催される全日本個人選手権(以下、全日本個選)に出場できる今大会。各大学からは4艇が出場し、明大の470級からは2艇、スナイプ級からは1艇が大舞台への切符を手にした。

 

◆5・14~23 関東学生個人選手権(葉山港)

▼470級

 今村・坂本・桑野組――11位

 石塚・小柴組――12位

 三上・鈴木組――25位

 服部・横山組――40位

▼スナイプ級

 冨永・溝口組――11位

 岡本・河野組――24位

 川口・織田・古澤組――25位

 佐藤・古野・村上組――31位

 

 15日から16日にかけて行われた470級では、68艇が全日本出場権を懸けて争った。今村紗栄(商3=長崎工高)・坂本優斗主将(理工4=希望ヶ丘)・桑野明日佳(商1=聖和学院)組と、石塚春菜(法2=磯辺)・小柴涼摩(法4=磯辺)組が総合18位以内にランクイン。中でも16日に行われた4レース目では、石塚・小柴組が1位フィニッシュと活躍を見せる。「最初から思い描いていたプラン通りにことが進んだ」(小柴)。スタート時に他の艇に埋もれることなく、風上からの滑り出しに成功。「しっかり自分の滑りたいように滑れた」(石塚)と、そのまま最後まで風を味方に走り抜けた。15日終了時点で15位だった順位を、総合12位まで押し上げてみせた。

 

 22日と23日に行われたスナイプ級では、全55艇が出場。冨永祐大(法3=高松商高)・溝口真由(農4=広尾学園)組が全日本個選への出場権を手にした。天候としては難しかった初日に好発進できたことで「気持ち的にも楽に走ることができた」(冨永)、「冷静にできた」(溝口)。2日目は第5レース目で12位となるなど、安定した走りで順位をキープ。初日とは違い、風が強いコンディションにもかかわらず「経験を生かせた」(溝口)と難局を切り抜けた。「今試合は通過点。(全日本個選に向けて)時間を無駄にしないように練習していきたい」(冨永)。勝ってもなお、気を緩めない姿勢で全日本個選に挑む。

 一方で、悔しい結果となったのが川口莉子(商4=長崎工高)・織田悠輔(情コミ4=明大中野)・古澤和也(政経3=明大中野)組だ。初日を14位で終え、全日本個選を狙える順位だったが、2日目は「変にプレッシャーをかけすぎた」(川口)と25位で今大会を終え、全日本個選への切符を逃した。「去年とあまり変わらない結果だったので、すごく悔しい」(川口)。課題であるスタートの成功率を向上させ、雪辱を果たしたい。

 

 新体制を迎えてから、新型コロナウイルスや台風の影響を受けて続々と大会が中止に。今大会が入部して初の大会となった部員もいた。例年通りの練習ができない中でも「できない時期でもやることを探して試行錯誤してきた」(溝口)。限られた時間を有効に活用し、明大から3艇が全日本個選に出場。「個人戦だけど、団体戦のように戦えた」(坂本主将)と、チームとしても結果を残してみせた。今大会で起こしたいい波に乗り、9月に控える全日本個選へ向けて突き進む。

 

[金井遥香・佐野悠太]

 

試合後のコメント

坂本主将

――春季大会が新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいましたが、今大会を振り返っていかがですか。

 「春の大会が無くなったり、3月にある予定だった六大学対抗戦も台風の関係でなくなったりして、このシーズン試合ができていませんでした。今大会も(出場艇が)5艇から4艇に減らされて、部員のモチベーションが下がりかかっているところで、(470級では)2艇通過で、とても良かったという結果ではないですが、しっかり2艇通過できて良かったと思います。4艇全部全国に行ける可能性を持っていたので、ある程度チームとして最後まで戦えたのかなと思います。個人戦だけど、団体戦のように戦えたのかなと思います」

 

石塚

――今回の12位という結果を受け止めていかがですか。

 「入部して初めての大きな大会でした。そういう状況にしては、納得のいく順位だったのかなと思います」

 

小柴

――1日目終了時点で15位、次の日に1位を取って記録を押し上げることができましたが、1日目が終わってからどのようなコミュニケーションがありましたか。

 「基本毎回、練習後やレース後に必ずミーティングをしているのですが、昨日のリザルトだと15位で、全個(全日本個選)には行けるけど、結構ギリギリぐらいでした。前日話したこととしては1レース1レース切り替えようということです。全部のレースが初めてのレースの気持ちで滑ろう、できることをできるだけやって後はやるだけだという精神状態で行こうという話はしました」

 

冨永

――12位という順位を受け止めていかがですか。

 「自分自身1年生からスポーツ推薦で入っていて、昨年度悔しい結果でレギュラーにも入れなかったのですが、そこで1年間『走れないわけがない』と気持ちを入れ替えて今試合に臨みました。今日までが一つの大きな試合として、1年間リフレッシュできて、自分の実力が出し切れたのかなと思いました」

 

溝口

――1日目と2日目で天候が違ったと思いますが、風や波の影響はありましたか。

 「海面の状況も含めて、波とかも昨日と全く違う感じでしたが、その分走らせ方とかもそれに合わせて変えて、自分たちなりに走れたのではないかなと思いますし、今回のレース含めいい経験だったのかなと思います」

 

川口

――今大会で収穫はありましたか。

 「スタートが悪くてもある程度のところまでは順位を上げられるというのをますます実感してきていて、今月はずっと毎週レースがあったのですが、スタートが悪くても上げられるレースが増えてきていて、周りを見たりとか、誰かを抜いたりという力が自分個人と私のペアには付いてきていると思うので、あとはスタートを成功させるだけというところだと思います」


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