春の新人戦 法大に〝粘り〟で敗れる/木村杯春季新人戦
リーグ戦後に行われる恒例の新人戦。リーグ王者の法大と初戦でぶつかり、かなりの接戦を繰り広げたものの最後に4点差をつけられ敗北した。
◆5・22~30 木村杯春季新人戦(早大東伏見グラウンド他)
▼5・23 対法大戦(早大東伏見グラウンド)
明大4―8法大〇
法大戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
明大 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
2 |
0 |
0 |
1 |
4 |
法大 |
0 |
1 |
1 |
1 |
0 |
0 |
2 |
3 |
× |
8 |
力の差を見せつけられた試合だった。今日の試合は全日本予選ベンチ入りのためにも、実力を見せたい一戦。近藤吏矩(営1=札幌一)が先発投手としてマウントに上がり、1年生らしい気合の入った投球を見せた。しかし2死から緊張が緩み、2回裏と3回裏で右越えの本塁打を叩き込まれてしまう。「とてももったいないことをした」(近藤)。その後3回表で1点を返すも、4回裏でも1点を取られ追いつけない状況が続く。そんな中、6回表2死満塁の場面で、寺谷隆志(商2=清瀬)が二塁適時打を放ち、同点にまで追いついた。
流れをつかめるかと思ったが、終盤にも本塁打を打たれるなどして5点を奪われてしまう。中盤はきっ抗していたものの9回表で取り返すことができず、終わってみれば4-8で敗退した。谷口秀斗主将(営4=広陵)は「法大相手に終盤までよく頑張ったと思う」と後輩たちの試合を評価。守備と粘り強さの両方から、王者との実力差を痛感した。
これにて新人戦は閉幕。次はいよいよ全日本予選だ。「偵察にも行って動き出している」(谷口)と準備も着実に重ねている明大。今回の新人戦を踏まえて、ベンチ選手の構成もどうなるか。「一芸に特化した選手も入れていくと伝えてある」(谷口)。ルーキーを含め、誰が活躍するか期待が高まる。
[金内英大]
試合後のコメント
谷口主将
――今日の試合の守備を見ていかがですか。
「エラーしたのが初出場の選手だったので、しょうがない部分もあるんですけど、そこはチームでカバーしながら最小失点でいけたのではないかなと。しかし、新人戦のわりに締まった試合をしていたと思います」
――後輩たちに今後どういった指導をしていきますか。
「『新人戦の時は自分の武器を存分に使え』と伝えてあるので、今日のミスを反省して、生かしてほしいと思います」
近藤
――本日の投球の感想をお願いします。
「もったいない部分が多くて、自分なりに考えてみても課題とかが見つかりしたので、大きい収穫があったと思います」
――全日本予選に向けて取り組んでいきたいことはありますか。
「左打者に2発本塁打を食らったので、左打者に対してどう抑えるかを見つめ直して、右打者にも絶対打たれないようにして全日本に向けて準備していきたいと思います」
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