東海大にP K戦の末敗戦 日本一への夢が散る/#atarimaeni CUP

サッカー 2021.01.10

 雪辱を果たすことはできなかった。2回戦の相手は東海大。アミノバイタルカップでは予想外の敗北を喫した相手だ。試合は28分、小柏のゴールで先制。しかし、試合終了間際に同点とされると、延長戦でも互いにゴールは生まれずP K戦へ。結果は2ー4で東海大に軍配。リベンジは果たせず、無念の敗退となった。

 

 あっけない幕切れだった。ロングボールを多用し縦に速いサッカーを仕掛ける相手に対し指揮官は3バックを採用。前線にも「調子の良い」(栗田大輔監督)藤原、赤井を起用し、フレッシュな陣容で臨んだ今試合。序盤からゴールへ攻め込む展開が続くと、28分、持井のシュートのこぼれ球を小柏がゴール右隅へと沈め幸先よく先制。しかし「受けて立ってしまった」(栗田監督)。次第に東海大にペースを握られると83分、相手F Kの折り返しを押し込まれ同点に。その後は一進一退の攻防が続いたが互いにゴールは破れずP K戦へ。明大は1人目のキッカー、住永が枠外へと外すと、3人目の蓮川も相手G Kのスーパーセーブに遭い2人が失敗。対する東海大は4人全員がきっちりと決め勝負あり。P K戦の末に敗れ、日本一への夢ははかなくも2回戦で散った。

 

〝繋翔〟をスローガンに掲げ、昨季超えを目標としてきた今季の明大イレブン。プロ内定者12人をそろえ、「強い個が合わさって爆発的な力を生むチーム」(須貝)を目指してきた。しかし、トーナメントでは結果を残せず。「うまくいかない時に修正できない」(須貝)。強力な個をそろえたが、臨機応変に個を組み合わせ最大化させるチーム力が不足。「ムラのあるチームだった」(栗田監督)。徹底性を欠き、一発勝負では弱さを見せてしまった。

 

 それでも今季は歴史に残る1年となった。「リーグ戦を獲るというのが今季の目標だった」(栗田監督)。昨季5冠のプレッシャーやコロナ禍による練習不足。様々な障壁を乗り越えて獲得した2年連続の関東王者のタイトル。創部以来初のリーグ戦連覇を達成した世代として歴史に名を刻むはずだ。悔しさは後輩たちが晴らす。1回戦で2ゴールを挙げた藤原をはじめ、逸材たちがひしめき合う来季。「明治としてあるべき姿は言ってきた。土台は変わらない。もっと結果を出せる明治にこだわってほしい」(須貝)。日本一奪還の挑戦者として新たなステップへ。紫紺の勇者たちの新たな航海が幕を開ける。

 

[土屋秋喜]

 

試合後コメント

栗田監督

――今大会を終えての感想をお願いします

 「しょうがない、それが一言目です。勝負は勝つか負けるで、うちのサッカーができずに受けて立ってしまったかなという印象です。それでも選手たちは最後までよく頑張ってくれたと思います」

 

――今年のチームはどういうチームでしたか

 「非常にムラのあるチームだったと思います。うちはプロ養成所ではないとは何度も言ってて、プロを何人輩出したかは気にしてなくて、それよりも毎日一生懸命明治らしくっていうのが目標だったので、そこはまだまだだったかなと思います」

 

須貝

――プロでの抱負をお願いします

 「特に人間性の部分は4年間栗田監督に言われて、そこはプロでも絶対に大事になってくると思います。プレー面では結果にこだわって、チームの勝利に貢献できる選手になりたいです」

 

――栗田監督への思いを聞かせてください

 「本当に熱い監督で、常に自分に全力でぶつかってくれて、選手のことを本当に思ってくれている監督でした。勝ちへのこだわりとか、主将が一番厳しくなければいけない部分に対して厳しく言ってくれて、感謝でいっぱいです」

 

小柏

――今日の試合を振り返っていかがですか

 「今大会は一戦一戦勝っていくしかなくて、ベンチやセカンドチームのメンバーの思いも背負って試合をしていただけに申し訳ないと思いますし、残念です」

 

――明大での4年間を振り返っていかがですか

 「人生で1番濃い4年間でした。素晴らしい仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら学んで、成長できたこの4年間はJリーグに行っても、その後社会人として生きていく上でも絶対に生きてくると誇りを持って言えます」

 


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