インカレ事後取材 篠田一憲・小川清彦総監督・守重佳昭監督
2020年度最後の大会が幕を閉じた。12月6日に行われた全日本選手権。今年は新型コロナウイルスの影響で公式大会の多くが中止となり、今大会が4年生にとっては学生最後となった。今回は大会に出場した選手1名と監督2名のインタビューをお届けする。
(この取材は12月23日に行われたものです)
交代:篠田一憲(政経4=金沢学院)
――今大会を振り返っていかがですか。
「コロナウイルスの影響で思う様に稽古ができなかった中で皆、今持っている力を出す事ができたと思います。結果としては2部で準優勝、1部では予選敗退でしたが今の実力が出た結果だと思います」
――今大会に対してどのような思いがありましたか。
「自分としては学生相撲の最後の大会だったため、悔いの無いように全力を出し切るだけだという思いで臨みました」
――大会が終わった後、同期の4年生と何か話しましたか。
「『4年間ありがとう』と大会後、伝えました。1年生の時から3人で頑張ってきたので、最後は勝って終わりたかったですが、最後に4年生3人で団体戦に出場できて、嬉しかったです」
――コロナウイルスの影響で公式戦が減ってしまいましたが、心残りはないでしょうか。
「心残りがないわけではありませんが、今回の事は仕方がないという気持ちではあります。この様な状況の中でも大会が開催され、最後に4年生3人で大会に出場できた事を嬉しく思います」
――明大の相撲部で過ごした4年間はどのようなものだったでしょうか。
「明大相撲部での4年間は、相撲は勿論の事、それ以外にも大切な事を多く学ばせていただきました。相撲を引退した後も明大相撲部で得られた経験は活きてくると思います。自分にとって大学の4年間はかけがえのないものです」
――後輩たちへ最後にメッセージをお願いします。
「大きな怪我をする事なく悔いのない様に日々の稽古に取り組み、大会で活躍して欲しいと思います」
小川清彦総監督
――今大会を振り返っていかがでしたか。
「東日本でのAクラスで予選0勝0点という最悪の結果に終わり、それからの1ヶ月余り、部員一丸となりインカレに挑みました。Bクラスのトーナメントからのスタートでしたが、準決勝では東日本のBクラストーナメントで敗れた専大を4―1で破り決勝へ、そして法大には2点先取しながら逆転され3―2で準優勝。ここ1番での弱さが出ました。Aクラス予選では、初戦の早大に2―3で惜敗したのが響き、続く中大に1―4、日体大に0―5で完敗。Aクラス上位校との力の差を感じさせられました」
――今回の団体戦の結果をどう評価しているでしょうか。
「昨年の藤原、東の抜けた穴を埋められませんでした。力不足、稽古、準備不足が全てでした。東日本からは全体的に上昇気運で稽古の大切さを部員も痛感したかと思います」
――コロナの影響によって、今までと今年度で変わった点をお聞かせください。
「昨年に比べ戦力は大幅にダウン。特に3年生は試合ではほとんど勝てなかったのがチームとしては厳しかったです。全員がほぼ力の差がなく、抜け出すものがいなかった。チームとしてはまとまっていましたが、厳しいことを言える上級生がおらず、仲良しチーム的な雰囲気が漂っていました」
――1年生(神歩武選手)の公式戦での結果はいかがでしょうか。
「神は稽古不足、体重減少、上級生に対しても互角以上の力のため向上心が欠けてしまっていて、4〜9月の期間が悔やまれます。素質はあるだけに今後の努力に期待します」
――引退する4年生にメッセージをお願いします。
「4年生3人は1年次から非常に真面目に取り組みました。コツコツと実力を積み上げて、チームの中心となりましたが、昨年のリーグ戦で篠田が膝を怪我し手術。1年間のリハビリを経てインカレで復活しましたが、3年次の力には及びませんでした。しかし、ひたむきに努力する姿は良き模範でした。佐藤は身長もあり、大きくなることを期待しましたが体重は20kg増の120kgと、予想を下回りました。それでも115kg未満で東日本では優勝、全日本体重別でも3位入賞と唯一、個人戦で入賞を飾りました。主将の宇都宮は負けん気の強さで小さな体ながら、充分にその力を発揮してチームを引っ張ってくれました。3人それぞれがしっかりチームの中心としての役割を果たしてくれました」
守重佳昭監督
――今大会を振り返っていかがでしたか。
「今年度はコロナの為学校にも入れず稽古が出来ない時期が長期にわたりました。そういった短い準備期間の中で学生は今持っているものを出し切った大会であったと思います」
――今回の団体戦の結果をどう評価しているでしょうか。
「明治大学相撲部は伝統的に厳しい稽古の積み重ねで、Aクラスで戦う力を養うチームです。準備が圧倒的に足りない中で選手たちは一生懸命頑張りました。しかし、持っている力以上のもの出せるようにならないとAで戦っていけないと思っています。もう一つ殻を破ってほしいです」
――例年とは違うコロナ禍という状況だからこそ、成長できた点などあるでしょうか。
「今回の状況だからという点では成長につながるものはありません。一つ一つ地道に積み上げていかなければ強くなっていきませんが、一人ではなかなか厳しく稽古できません。仲間がいて、指導者がいて力がついていくものだと思っています」
――4年生の引退後、今後のチーム作りに大切なことは何だと考えているでしょうか。
「コロナで稽古が出来ない時期を経験して、どれだけ一生懸命に取り組まないといけないかは感じたと思います。上位陣との力の差もしっかりと感じています。しっかりと足元を見据えたうえで目線は高くしていきたいと思っています。目線を上げることによって自分で足りないところ感じ稽古に取り組む、そういったチームにしていきたいと思っています」
――来年度はどのようなチームを目指していますか
「明治の伝統でもある上級生が見本を示し下級生を引っ張り、下級生は上級生を見て手本にして稽古に取り組む。仲間でありライバルであるという雰囲気の中でインカレ優勝を目指せるチーム作りをしていきます」
――今後の目標をお願いします。
「現在のチーム力ではまだまだですが、来年度もインカレ優勝を目標にAクラスで勝つチームを作ります」
――引退する4年生にメッセージをお願いします。
「3人しかいない同級生で各々しっかりとした考えを持っており、しっかりとチームを引っ張ってくれました。惜しむらくは今年度に入り、一緒に過ごす時間が極端に短かったことです。この経験をもとに社会人としてしっかりと前へと歩んで行ってくれると思います」
――ありがとうございました。
[伊藤理子]
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団体戦ベスト8 明大の団結力を証明/全国学生選手権
相撲 2019.11.04今年度最後の大会が幕を閉じた。昨年度と同じく法大、九州情報大に2勝して、決勝トーナメントに進出。日体大と対戦するも敗れ、ベスト8となった。また個人戦では藤原竜平主将(政経4=埼玉栄)がベスト16選手に選ばれた。 ◆11・2〜3 第97回全国学生選手権(堺市大浜公園相撲場)▼個人戦予選トーナメント 末木、八幡、佐藤、太治―1回戦敗退 福井―2回戦敗退 東、村上―3回戦敗退▼個人戦決勝トーナメント 藤原―ベスト16 ▼団体戦Aクラス予選◯明 大3―2法大 明 大1―4日 大◯◯明 大3―2九州情報大▼団体戦Aクラス優秀8校トーナメント 明 大1―4日体大◯ 「チーム一丸で勝てて意味のある大会だった」(小川清彦総監督)。今年度の大会では結果が振るわなかった明大。新体制となってから一度も決勝トーナメントに進出したことがなかった。さらにレギュラーである宇都宮愛樹(政経3=野村)、篠田一憲(政経3=金沢学院)の2名がケガの影響で欠場する中挑んだ。 予選の法大、九州情報大戦では2―2となり勝敗が大将戦へともつれ込む。大将・八幡莉玖(政経2=新潟県立海洋)は「絶対に勝ってやる」と気持ちを入れ、我慢強い立ち合いから見事な寄り切りで勝ち星を挙げた。大将戦の2勝や佐藤大地(政経3=埼玉栄)の勝利がチームの窮地を救い、決勝トーナメントへと進出。決勝トーナメント1回戦では日体大に1―4で負けたものの「ベスト8に入れて非常に良かった」(守重佳昭監督)。最後にふさわしい喜びの笑顔での幕引きとなった。 今のチームを4年生抜きには語れない。4年間の集大成となるインカレに藤原は「勝っても負けても悔いなく試合をしたい」と気合を入れて試合に挑んだ。個人戦では理想の相撲である「我慢の相撲」を取り切り、昨年度の学生横綱を含む優勝候補2人を破ってベスト16に。さらに「相手は格上だったが、もちろん勝つ気でいった」と、団体戦では予選を全勝で通過した日体大に初めて黒星を据えた。ともに切磋琢磨(せっさたくま)してきた東龍輝(政経4=文徳)も先鋒として勝利に貢献。冷静に相手のまわしをつかむと、自分の得意な相撲に持ち込み相手を圧倒した。さらに、試合に出場しなかった片村永尚(政経4=埼玉栄)、末木康平(政経4=東洋大牛久)もサポート役に回りチームを支えた。 最高学年として今まで後輩たちを引っ張ってきた4年生。今年は上級生としてのプレッシャーからか結果を出せずに苦しんだ。しかし、気持ちを切り替えて最後までやり切ろうと奮起できたのは後輩が頑張っている姿に影響されたからだった。団体戦では3点以上を取らないと勝つことができないため、下級生の得点は必須。しかし「自分が勝てばというところで負けてしまうことがあった」(八幡)。団体戦を勝ち抜けない中、下級生は4年生とは別メニューでパワーアップを図る。その努力が実り、今大会では下級生の勝利が何度もチームを救った。その姿を見て4年生もチームとして勝ちたいという思いが芽生える。「悔いは残っていない」(東)。お互いが支えあい決勝トーナメントまで進んだ相撲人生最後の大会。たくさんの応援を受けながら最後まであきらめず戦い抜いた。 悲願のインカレ優勝を後輩たちに託した。「来年後輩たちがもっと強くなるので期待していてください」(藤原)。決勝トーナメントに進出できたものの「目標はあくまで優勝」(小川総監督)。冬の期間にさらに力をつけ、インカレの土俵で再び学生相撲の頂点を目指す。 [伊藤理子] 試合後のコメント小川総監督――今大会を振り返っていかがですか。 「いろいろな葛藤やぶつかり合いもありながら最後にみんなが一つになって戦えて、チーム力は大事だと感じました。もう東と藤原だけのチームではない。自分たちでもできる、誰でも稽古したらやった分は返ってくるとみんなが感じて、最後にみんなが一つになれて非常に嬉しいです。いいチームになったと思います」 守重監督――ベスト8という結果をどのように評価していますか。 「春の大会からメンバーが半分変わっている状況で一人一人が成長してくれて、本当は実力的に言えば12位に入れば良いぐらいのチームですが、ベスト8に入って入賞できたことは非常に良かったと思います」 藤原――4年間振り返っていかがですか。 「総監督や監督に迷惑をかけたこともあって、目標としていた優勝はできませんでしたけれど、自分では最後に恩返しができたと思います」 東――藤原選手とは何を話しましたか。 「一緒に4年間戦って切磋琢磨しながらやってきた仲なので、最後は負けましたけれど『悔いは残らなかったね』と2人で話しました」 佐藤――来年の目標をお願いします。 「インカレ優勝を目標に新しい1年生も入ってくるので、自分たちが中心になっていいチームをつくれればと思います」READ MORE