池田がインカレV 団体戦へ弾みをつける/全日本学生選手権

ボードセーリング
2020.12.22

 例年よりも約1か月の延期で開催された今大会。日本代表強化選手である池田健星主将(法4=逗子)が見事、学生個人チャンピオンの座に輝いた。さらに内藤紳之介(法1=アサンプション国際)、鈴木考太(国際4=明大明治)も入賞を果たした。

 

◆12・18~21 全日本学生選手権(沖縄県国郡字奥間海岸沖)

▼メンズクラス

池田――1位

内藤――6位

鈴木――7位

相沢――25

中島――36位

田中――69位

川村――73位

長井――77位

小林――83位

 

 周囲の選手を圧倒した。風が強かった初日、池田は「最も得意なコンディション」と、全レースで1位を獲得。2日目の4レース目、序盤は微風により20位台と危うい位置に付くも、後半に得意な強風を利用し5位に。「あそこで20番のままだったら優勝はなかった」と勝利を手繰り寄せるレースになった。総合順位1位で迎えた最終日。他大学の選手が追随を見せるも「ポイント差があったので何も気にならなかった」と勢いそのままに帆走。見事、優勝をつかみ取った

 

 1年生ながら入賞を成し遂げた内藤。1日目、課題であった「順位をまとめる」ことに成功し6位に付ける。2日目の5レース目では「いかにスタートで早く出られるか」を大切にする姿勢が実を結んで2位を獲得。総合5位で終えた。最終日、苦手とする微風が続き7レース目では60位に。しかし「良い順位を取るしかない」と奮闘し6位入賞。「めっちゃうれしいです」と白い歯を見せた。

 

 次に迫るのは団体戦。明大は3連覇が懸かる大勝負だ。「この1年間は団体戦のためにやってきた」(鈴木)と勝利への思いが強い。それだけに今大会で見つかった課題を修正できるかが重要。インカレでつくった良い波に乗れるのか、悲願達成へ期待が高まる。

 

[出口千乃]

 

試合後のコメント

池田主将

――優勝を振り返ってみていかがですか。

 「ほっとしています。今まで他の大会に出ていてこのインカレ個人戦は最初で最後なので優勝しないといけないプレッシャーが自分の中であって、そのプレッシャーから解放された安堵感があります」

 

鈴木

――団体戦までに取り組んでいきたいことはありますか。

 「チームをもっと一つにしなければ優勝はできないと考えていて去年、おととしと優勝はしているのですが団体戦優勝というのはすごく厳しい戦いになると思うので、特に今年は2、3、4位と関東学院大にやられているのでやはりその3人を倒さないと団体優勝はできないと思っています。その3人を倒せるようにチーム一丸となってレベルアップできるよう取り組みたいと思います」

 

内藤

――カギとなったレースは。

 「3日間あったのですがそのうちほぼ風が強い強風でのレースで、練習していたことが実際に生かされて、艇速というスピードで負けずにやれたので良かったと思います」