ルーキー宮川が準優勝! 沼村、竹﨑も3位/関東学生選手権

卓球 2020.12.19

 例年は春に行われる関東学生選手権が延期開催された。明大からはベスト16に6人が進出。うち、宮川昌大(情コミ1=野田学園)が準優勝。沼村斉弥(商3=野田学園)と竹﨑千明(情コミ3=野田学園)も3位と野田学園高出身の3人が好成績を残した。

 

◆12・12~18 関東学生選手権(所沢市民体育館他)

▼男子シングルス

宮川――2位

竹﨑、沼村――3位

遠藤、出雲、西――ベスト16

 

 大会最終日1、2試合目を4―3と接戦を勝ち進んだ宮川。準決勝では竹﨑との同士討ちを制し決勝へ駒を進めた。決勝の相手は浅津碧利(中大)。「高校の時から分がいい相手ではない」と先に3ゲームを奪われる苦しい展開。6ゲーム目を奪い返すも、あと一歩届かずフルゲームの末敗れた。しかしポイントの総獲得数で見ると、浅津が60に対し、宮川は66。「次あれば勝つと思う」と髙山幸信監督も実力を評価する。粘り強さが光った宮川。「前よりは成長できた」。勢いそのままに全日本選手権でもランク入りを目指す。

 

 大学自身初の表彰台入りを果たした竹﨑。準々決勝では同校出身の佐藤陽大(法大)と対戦。「随所随所で攻撃もしっかりできた」。カットで粘りつつ、強いフォアハンドで自らポイントを奪い4―2で勝利。実力者のそろう3年生の中ではリーグ戦出場機会に恵まれなかったが、今大会で一気に頭角を現した。


(写真:左から沼村、竹﨑、宮川)

 

 ベスト16に6人が進出。先月の全日本学生選抜強化大会に続き、明大の存在感を強めている。団体戦が行われなかった今年。チームとしての強さを裏付ける機会には恵まれなかったものの、個人戦で各自が来年以降の快進撃を予感させる結果を残した。1月の全日本選手権には、明大から7人が出場予定。「1人1人が全日本でベストを尽くせるように」(髙山監督)。紫紺たちの大舞台での躍動に注目だ。

 

[福田夏希]

 

試合後のコメント

髙山監督

――今大会の総評をお願いします。

 「選抜と一緒で全体的には自分の持てる力を出し切った選手が多かったと思います。ベスト16に6人入ればまあ悪くはないですが、優勝者がうちではないことが最後悔しい終わり方ですね」

 

――今年の振り返りと来年の目標をお願いします。

 「今年1年は試合が少なかったのでやはり残念な1年でしたが、それはうちに限ったことではないし、卓球もできて練習もできて今回みたいに試合もできた。そういったところは感謝の気持ちを持ちながらやっていかないといけないと思う。来年4月以降に関しては、今年リーグ戦もインカレもできなかったので、その三つの団体戦で必ず優勝するというのを目標に改めてやっていきたいと思います」

 

竹﨑

――今大会の振り返りをお願いします。

 「自分はここまでいくとは正直思っていなくて驚いている部分もありますが、一戦一戦頑張ってできました。来年は最後の年になるので、もっと上に行けるように頑張りたいです」

 

沼村

――3位という結果はいかがでしょうか。

 「ベスト4に入ることはできたけど、準決勝でボコボコにやられたので悔しかったです。準々決勝の小野寺(中大)には、一度も勝ったことがなくて、競って勝つことができたので自信になりました。でも決勝まで行って明大で同士討ちしたかったです。満足と悔しさと 半々ぐらいです」

 

宮川

――明大に入学してこの1年いかがでしたか。

 「試合もあまりありませんでしたが、この前の選抜だったり今大会だったり自分のプレーはできていると思います。また新しいこと取り入れて来年、より結果を残せるように頑張りたいです」


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