後半の追い上げも一歩及ばず 法大に敗戦で4年生引退/秋季リーグ戦

アメリカンフットボール 2020.11.30

 4年生にとって引退試合となる秋季リーグ最終戦。対戦相手は2年連続勝ち越している法大。双方気合十分で挑むが、前半はリベンジに燃える法大に流れをつかまれて苦しい展開が続く。しかし第3Qに#18池田拓弥(総合2=日大二高)がTD(タッチダウン)をとると流れは一気に明大側に。続く第4Qで13得点を挙げるも、法大に3年連続勝利することは叶わなかった。

 

◆10・11~11・29 秋季リーグ戦

※無観客試合のため、会場は非公開となっております。

▼11・29 対法大戦

 明大23{0―7、3―17、7―7、13―0}31法大〇

 

 「苦しい試合になってしまった」(RB#29山田大葵主将・法4=関西大倉)。前半は始終法大のペースだった。タックルが決まらず、相手のオフェンスを防ぐことができない。対するオフェンスも度重なるミスでインターセプトを許し、前半終了時点で3-24と大きく水をあけられてしまう。

 しかし「点差が開いても4年生のためにという思いがあった」(DB#2野村馨・政経2=佼成学園)。学生最後の試合となる4年生を思う気持ちがチーム一丸となり、最後まで諦めない姿勢が実を結んだ。第3Q終盤に池田がこの試合初のTDを決めると、第4QではQB#1吉田拓郎(法2=日大鶴ケ丘)から183センチの長身を生かしたWR#7川原田拓実(商4=明大中野八王子)がTDパスを獲得。続けて野村もパントリターンTDを決め、法大に1点の追加も許さない攻撃を見せた。明大の流れに乗ったまま試合は終了したが、結果は惜敗。有終の美を飾ることはできなかった。

 

 前途多難のシーズンだった。他大と違ってグリフィンズは学生主体の形態をとっている。「学生主体だからこそ焦りやすい」(川原田)と前半の立ち上がりからピンチ時の切り替えまで、指導陣抜きに行うことは決してたやすいことではなかった。だからこそ、この環境から得るものも多かった。「物事に対していろんな角度から考えるという癖がついた」(山田)。また、第4QでのパントリターンTDは「2週間前くらいにあのプレー自体ができた」(野村)。直前にできたプレーをすぐさま試合で取り入れられるのは、学生主体のチームの利点だろう。

 若い柔軟な思考力を武器とし、日本一を目指す。そんなチームから今後も目を離せない。

 

[向井瑠風]

 

試合後のコメント

山田主将

――試合を振り返っていかがですか

「春シーズンがなかった分、自分たちのプレーが思うようにできなかったのがありました。その時間のない中で相手のチームはしっかり完成度があったのでそこに対して僕らの力不足っていう感じですね」

 

――前半フィールドゴールだけだったのが後半には追い上げた展開、なにかきっかけなどはありましたか。

「きっかけは特になかったと思うんですけど、やっぱりみんなの最後まで諦めない気持ちが出てきたんじゃないかと思います」

 

QB#4西本晟(商4=箕面自由学園)

――試合を振り返っていかがですか。

「最後の試合なので、しっかりこの1年間の成果を出し切ろうって思ってやってきました。しっかり法大に3年連続で勝ち切って終わろうって思ってたんですけど、うまくいかなかったですね」

 

――後輩に改めて伝えたいことはありますか。

「何も考えずに4年間過ごすのはもったいなくて。他の大学と違って学生主体っていうのが明大です。より濃いものができると思っています。明治大学グリフィンズに入ってる以上は主体的に動いて行動することが大事なんです。時間って本当にあっという間です。やろうとしたら気持ちは絶対行動に現れると思います。そしたら絶対やってよかったなって思えるから。本気で頑張ってほしいと思います」

 

野村

――リーグ戦を振り返っていかがですか。

「結果4位という形になっちゃってそれでもみんな最後までやり切れたのはよかったかなと思います。でもやっぱり日本一って目標を掲げてやってたのでもちろん悔しいし、来年は自分も3年になるのでその悔しさをバネにやってこうと思います」


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