全日本インカレを終えて 4年生引退インタビュー 主将・二木貴大

ヨット 2020.11.24

 11月1日から3日にかけて行われた全日本学生選手権(以下、全日本インカレ)。明大は総合9位と悔しい結果に終わった。この大会で4年生は引退となる。今年度は新型コロナウイルスの影響により活動停止を余儀なくされたものの、いち早く練習を再開。『Never Stop Sailing』をスローガンに掲げ、勝ちにこだわり妥協しないチームを作り上げてきた。引退を迎えた現在の心境を二木貴大主将(理工4=星陵)に伺った。(この取材は11月20日に行われたものです)

 

 

――全日本インカレを振り返っていかがですか。

 「目標としていた総合優勝は叶わなかったんですけど、インカレ開催地が急遽変わったりして、他の大学も同じ状況でしたが準備がままならないまま始まってしまって、不甲斐ない結果で終わってしまったのはとても悔しいです」

 

――最後の大会はどのような気持ちで臨みましたか。

 「本当にこれで、勝っても負けても最後だったので、個人としてはすごく楽しんでやろうという気持ちで、チームとしても攻めの意識を崩さないようにという意識で行きました」

 

――最終レースが終わった時の気持ちを教えてください。

 「これで4年間のヨットレースが終わったという達成感と、あと結果が残せなかったという悔しさもありました。引退を迎えて心に穴が空いた様な感じです」

 

――主将としてこの1年間どのようなチームを目指していましたか。

 「自分の目標としては最後に全員が笑い合えるようなチームを作ろうとしていましたが、結果を追い求める過程で、マネージャーチームと対立してしまったりだとか、やはり良い結果が残せないと笑顔にはなれないしという矛盾を抱えたうえでチームを作っていくのが凄く難しかったです」

 

――今年のスローガン『Never Stop Sailing』と照らし合わせていかがでしょうか。

 「もともとこのスローガンは妥協しないという意味が込められていて、練習できる環境であれば練習するという思いで作りました。やはり練習量という面に関しましては、コロナウイルスの影響で合宿が制限されてはいましたが、他の大学と比べても圧倒的に夏合宿において週6で練習したりだとか、スローガン通りに風があったら練習するという意識を持って取り組めたかと思います」

 

――今年のコロナ禍での活動に対して思うことはありますか。

 「やはり大学や監督のご理解があって、他の大学よりもかなり練習時間も確保できて、合宿も他の大学は制限されていましたが、最後の方、私たちは合宿の制限もなく活動させていただいたのは感謝でしかないです」

 

――ヨットを始めたきっかけはなんですか。

 「大学の最初の新歓で、ヨット部の先輩たちがすごくかっこよくて、自分もこんな感じになれたらいいなと思って入りました。大学から新しいスポーツを始めようと思っていて、色々な新歓に行ったところ、ヨット部の海で活動する部活というのにひかれたからです」

 

――入部して感じたことはありますか。

 「合宿生活での拘束時間がかなり長かったので、普通の学生生活は送れないなと思っていました」

 

――先輩の存在はどのように映っていましたか。

 「普通の大学生活を送れない厳しい環境で練習しているのに、それを楽しんでいるのがかっこいいなと思って、自分もそうなれたらいいなと考えていました。まあちょっと自分に酔っていましたね(笑)。他とは違うって」

 

――4年間でそのような存在に近づけましたか。

 「そうですね、やはりこの4年間使って今しかできないことを全力でやり切ったなという感じではあります」

 

――一番成長したと思うことはなんですか。

 「集団生活の忍耐力がすごくついたなと思っています」

 

――この4年間で辛かった思い出はありますか。

 「入部した当初、先輩と乗らせていただいたときに、自分が上手くヨットを操れなくて、すごい怒られたのがかなり辛い経験でした」

 

――どのように乗り越えましたか。

 「一緒に入部した一般生の同期とお互い励ましあったりして、自分たちが未来で活躍することを考えて必死で食らいついていきました」

 

――楽しかった思い出はありますか。

 「合宿生活が楽しかったです。家族よりも部活の同期と過ごす時間の方が圧倒的に長かったので、こんなにお互いのことを知れる人ってそんないないと思います。そういった面で良いことも悪いことも含めて、お互いのことを分かり合える生活ができたなと思います」

 

――一緒に過ごして印象に残っていることはありますか。

 「自分たちの同期は一緒に過ごしてはいたんですけど別に仲は良くなくて、結構全員個性的で、自分の意見を持っていて、よくミーティングとかもまとまらなくて、まとめるのが凄く大変でした」

 

――同期への思いをお願いします。

 「各々が自分の役割を最後まで全うしてくれて、自分が正しいと思った行動をしっかり各自がやってくれたので、本当にそれに関しては感謝ですね」

 

――後輩や次期幹部への思いをお願いします。

 「やはり後輩たちは自分たちの代と比べて頭が良くて、一般生が実力を持っています。他の大学と比べてスポーツ推薦ではなく一般生が活躍していて、一般生の手で高順位を取ろうとしているので、そういった面で明治のカラーがすごく出ていて、強いチームになると思っています」

 

――ありがとうございました。

 

[金井遥香]

 

◆二木 貴大(にき・たかひろ)理工4、星稜、171センチ・72キロ


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