宿敵早大に秋シーズン9年ぶり勝利 ブロック2位代表で最終戦へ/秋季リーグ戦

アメリカンフットボール 2020.11.16

 ブロック1勝1敗で臨む明大の相手は、3年連続甲子園ボウル出場を狙う早大。第1QにRB#29山田大葵主将(法4=関西大倉)のTD(タッチダウン)で先制すると、その後はクロスゲームに。21-21で迎えた第4Q、WR#7川原田拓実(商4=明大中野八王子)が勝ち越しのTD。そのまま逃げ切った明大が接戦をモノにした。

 

◆10・11~11・29 秋季リーグ戦

※無観客試合のため、会場は非公開となっております。

▼11・15 対早大戦

 ○明大28{7―0、7―14、7―7、7―0}21早大

 

 幸先の良いスタートだった。「安心した」(山田主将)と第1Qに早々と山田のランで先制点を獲得。続く第2Qでは、FB#43伊勢隆太(法4=国際基督教)が空いたスペースに走り込み、TDを決めて14-0。4年生がプレー面においてもチームを引っ張った。しかし「厳しい試合になることは分かっていた」(山田)。その言葉通り、確実にパスをつなぎゲインを重ねる早大。じわじわと陣地を詰められていき、前半終了間際には同点を許し昨年度関東王者の意地を見せつけられる。

 14-14で迎えた後半、「全員の思いを乗せてプレーする」(山田)と主将のこの試合2本目となるTDでリードを奪う。そこで簡単には引き下がらないのが早大。第3Q終盤に明大のキッキングミスを突かれ、再び同点とされて21-21。そんな一進一退の攻防にピリオドを打ったのも最上級生だった。「接戦の勝負所で決めてくれた」(QB#4西本晟・商4=箕輪自由学園)と川原田が勝ち越しのTDを決め、勝負あり。早大を破った明大はこれでブロック2位となり、2週間後の順列決定戦に挑む。

 

 

 秋のリーグ戦において、4年生の代はこれまで一度も早大に勝てておらず、苦汁をなめさせられていた。対する早大はこの試合に勝たなければ、ブロックを1位で通過できないという追い込まれた状況。どちらも負けられない中、迎えたマッチアップ。両者一歩も譲らない試合展開。日の沈んだフィールド上で、最後に笑ったのは明大だった。リーグ・早大戦で白星を挙げたのは2011年の9年以来のこと。試合前の時点で既に、明大のブロック1位の可能性は閉ざされ、甲子園ボウル出場の夢はついえていたが、目の前の早大相手にチーム一丸で戦った。「素直に嬉しい」(山田)。明大は全TDを4年生が獲得し、最終学年で宿敵をようやく仕留めた。次なる相手は法大。4年生にとっては引退試合となるが「集大成として頑張る」(西本)と強豪相手に全てを出し切る覚悟だ。

 

[佐藤慶世]

 

試合後のコメント

山田主将

――主将としてプレーでも素晴らしい活躍でしたがいかがですか。

「自分が主将をやっている時の考え方なのですが、自分が雰囲気を上げようというのではなくて、主将という役割があったとしてもやっぱり自分もグリフィンズの一員だと思っているので、全員の思いを乗せてプレーすることは役職の有無にかかわらず、試合に出る人の役目だと思うので、その気持ちで取り組んでいます」

 

――この試合良かった点はありますか。

「一つの試合を通して、みんなが諦めずに最後まで勝ちたいという気持ちが途絶えなかったというところは良かったです」

 

川原田

――試合を振り返っていかがですか。

「オフェンスがめちゃくちゃ良かったです。この前の桜美林戦は焦ってしまっていて、今回はテンポを意識して練習をしていたことがつながったのかなと思います」

 

西本

――試合を振り返っていかがですか。

「前回の試合で桜美林大に負けてしまった敗因はオフェンスにしかなかったので、というか僕自身が結構焦っている部分があって。それがオフェンス全体に伝わってしまって。そういう雰囲気にさせてしまったことが反省でした。今日は絶対追い上げる展開になると思っていたので、そういう展開でも自分がまずは焦らずにしっかりとプレーをすることを心掛けました。その結果うまいこといったので、本当に良かったです。安心しました」 

 

――オフェンス陣の活躍についていかがですか。

「同期が『早大戦は僕(西本)をサポートして頑張るから』と言ってくれていたので、その気持ちがプレーに出たのだと思います。RBだけではなくて、TEとかOLとかすごく頑張ってくれた。QBサックもなかったのはOLが頑張っている証拠ですし、ランも頻繁に出ていました」


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