遠かった1点 国士大に痛い敗北/第94回関東大学1部リーグ戦

サッカー
2020.11.08

 第16節は、前期に3―0で敗れた国士大との対戦。「同じ相手に二度は負けられない」(須貝主将)。リベンジを果たすべく臨んだが、後半に許した1点を最後まで取り返せず。後期初黒星を喫した。

 

 前半は思うようにシュートまで持ち込めない場面が続いた。セットプレーから佐藤瑶がクロスバーを叩くシーンもあったが得点に結びつかず。放ったシュートはわずか2本に終わり、スコアレスドローで折り返す。

写真:空中戦で強さを発揮した村上)

 迎えた後半、先に試合を動かしたのは国士大だった。セットプレーからの得点チャンスを逃した直後にカウンターを仕掛けられると、最後はこぼれ球を押し込まれ失点。それまでビッグセーブを連発していた早川のゴールマウスが破られた。追う展開となった明大。「前線への関わりを増やした」(須貝)。シュート数も着実に増加したが、得点に結びつけることはできず。いつもなら〝やられたらやり返す〟攻撃陣が沈黙し、後期開幕から続く連勝は3でストップした。

(写真:正確なフィードでチャンスを演出した早川)

  次節は首位を争う早大との直接対決に挑む。今日の試合で勝ち点が並んだ両者。優勝に前進するか後退するか。「1週間でしっかり修正して臨む」(早川)。タイトル獲得へ向けて、負けられない戦いが続く。

 

[市瀬義高]

 

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試合後のコメント

栗田監督

――次戦への意気込みをお願いします

 「今日のままでは負けてしまうと思います。これからの1週間で戦えるように鍛えて臨みたいです

 

須貝英大主将

――試合の振り返りをお願いします。

 「球際・切り替え・運動量の部分が甘かったです。気持ちの面でどこかスキがあったり、自分たちに甘さがまだまだあるので、負けてしまったと思います」

 

――4年生が何人か不在の中で、難しさはありますか。

 「どの選手が出てもやるべきことは変わりません。チームとして1つになって、やるべきことをそろえて戦わないと強くなれないです」

 

早川

――国士大へのリベンジとはなりませんでした。

 「個人個人として戦うことをベースにやっていましたが、そこを追求しきれなかったところが、まだまだ自分たちの弱さだと思います」

 

――次戦への意気込みをお願い致します。

 「先に失点してしまうと苦しい展開になります。後ろは自分を中心に無失点に抑えて、前線の選手が得点して勝利につなげ、順位に差をつけたいです」