慶大にロスタイム逆転負け 今季初黒星を喫す/関東大学対抗戦

ラグビー 2020.11.01

 これが伝統戦の重圧か。対抗戦第4節・慶大戦は前半こそ7ー3とリードして折り返したものの、その後点差を広げることはかなわず。タフな競り合いの末、後半ロスタイムにPG(ペナルティーゴール)を決められ、12―13で逆転負け。宿敵に今季初の黒星をつけられた。

 

◆11・1 関東大学対抗戦(秩父宮ラグビー場)

▼対慶大戦

 明大12{7ー3、5-10}13慶大○


 またも黒黄に苦杯を喫した。前半3分、7分と前節・筑波大戦でミスがなかったラインアウトを連続で失策するなど、不穏な立ち上がりを見せた明大。開始早々、自陣ゴール前のミスからPGを決められ、先制を許す。しかし12分には、今季初スタメンのスタンドオフ齊藤誉哉(文2=桐生一)が自陣22メートルでインターセプト。「体がうまく反応した」(齊藤誉)。自身のキックで敵陣まで切り込み、左フランカー福田陸人(法3=国学院栃木)がつないだボールをインゴールまで持ち込んだ。その後は「自陣での時間が多かった」(ナンバーエイト箸本龍雅・商4=東福岡)。慶大の規律あるディフェンスを前に、前進かなわず。得点を増やせぬまま、前半を7―3で折り返す。

 「エリアを取って敵陣でプレーしよう」(箸本)。空中戦で主導権を握りたい後半だったが、先取点は15分の慶大。自陣ゴール前でのラインアウトからモールで押し切られた。同30分、リザーブで投入された髙比良隼輝(政経3=長崎北)が待望の逆転トライを奪取。勝利は目前だった。歓喜のホイッスルまで残り10分。「守りに入られるとやられてしまう。攻撃が防御」(箸本)。2点のリードを後ろ盾に果敢に攻め続けるも、後半ロスタイム、ターンオーバーを狙ったラックで痛恨のペナルティー。慶大・山田響にPGを決められ、最終スコアは12-13。今季の伝統の一戦は慶大に軍配。昨年から続く対抗戦連勝記録は〝10〟でストップした。

 

 「準備してきたことは出し切れた」(左センター森勇登・政経4=東福岡)。それでも届かなかった1点の壁。対抗戦も佳境に差し掛かり、今週土曜日にはショートウィークで日体大と相対する。「この負けを引きずった状態で練習するのではなく、ここからさらに成長していきたい」(左ロック片倉康瑛・法4=明大中野)。一昨年、日本一に上り詰めた明大。昨年、頂に立った早大。いずれも対抗戦の悔しい敗北の経験を経て、チームのさらなる強化に成功した。「ここから落とせる試合は一つもない」(田中澄憲監督)。箸本組の真価が問われる11月が幕を開ける。

 

[高智琉大朗]

 

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