桜美林大に逆転負け 甲子園ボウルへの出場に暗雲漂う/秋季リーグ戦

アメリカンフットボール
2020.11.01

 秋季リーグ戦2戦目の相手は桜美林大。第2QにRB#6森川竜偉(政経2=佼成学園)がTD(タッチダウン)を決め、先制するも後半、流れに乗った桜美林大に2度のTDを許し、最終スコア7―17で試合終了。逆転負けを許す悔しい展開となった。

 

◆10・11~11・29 秋季リーグ戦

※無観客試合のため、会場は非公開となっております。

▼10・11 対桜美林大戦

 明大7{0―0、7―0、0―7、0―10}17桜美林大〇

 

 まずは第1Q。立ち上がりから自分たちのリズムがつかめず、桜美林大に残り3ヤードのところまで攻め込まれる苦しい展開に。ディフェンス陣がなんとか無失点でしのぎ、迎えた第2Q。WR#11嘉本(政経4=箕面自由学園)への2度のロングパス成功をきっかけに、チャンスが生まれる。「OLがブロックしてくれて道が開けていた」と、最後は森川が15ヤード地点から一直線にエンドゾーンまで走り切りTD。前半を7-0で折り返す。勝負の明暗が分かれたのは後半。第3Q、相手にTDを許し同点に追いつかれると、焦りからかパスミスやファールなどミスを続発。その後、第4QにもTD、さらには相手にインターセプトされてからFG(フィールドゴール)を奪われ、追加点を与えてしまう。グリフィンズも粘りを見せるが、ディフェンスに苦しめられ反撃はかなわず。無観客の会場に、ひときわ大きな試合終了の笛が鳴り響いた。

 

 準備不足だった。初戦から3週間。フィジカルの強い桜美林大に対し、「取り組みが甘く、日頃の練習からもっと伸ばせる部分はあった」(主将・RB#29山田大葵・法4=関西大倉)と悔しさをにじませた。新型コロナウイルスの影響により、例年よりも制限の多い環境を強いられている選手たち。“チーム”としての甘さが出てしまったが「後ろを向くことは考えていない。今日出た反省点を突き詰めて次戦に望む」(QB#4西本晟・商4=箕面自由学園)と決意を新たにした。自力での甲子園ボウル出場が難しくなった今、“チーム”としてのさらなる進化が求められている。

 

[伊東彩乃]

 

試合後のコメント

山田主将

――試合の振り返りをお願い致します。

 「自分たちの桜美林大学に向けての取り組みが甘かったと思います。苦しい時に試合をブレイクする選手が出てこれなかったことが反省点です」

 

――キャプテンとしての反省点はありますか。

 「オフェンスをずっと鼓舞し続けてはいましたが、自分たちが焦ってしまい、気迫を高められなかったことが反省点です」

 

西本

――後半、無得点に終わった原因についてはどのように考えますか。

 「スリーアンドアウトばかりで、デェフェンスにとても負担をかけてしまったので、そこが点を取れなかった大きな原因だと思います」

 

森川

――次戦の早大戦に向けて意気込みをお願いします。

 「今回は負けてしまいましたが、ここから3週間で1人1人が目の色変えて一生懸命練習して、勝ちたいと思います」