春関開幕! インカレに向け小坂が好発進/関東学生トーナメント1日目

硬式庭球 2020.10.28

 インカレ本選出場を目指す、熱い戦いが始まった。新型コロナウイルスの影響を受け、約半年遅れで開幕した関東学生トーナメント(春関)。初日は男子シングルス、女子ダブルスの1回戦が行われ、3名が2回戦に進出した。

 

◆10・28〜11・9 関東学生トーナメント(大宮けんぽグラウンド)

▼10・28

[男子シングルス1回戦] 

○小坂 2{6―4、7―5}0 大野(法大)

○森  2{6―1、7―5}0 金子(立大)

○北岡 2{5―7、6―1、11―9}1 折井(青学大)

 河内 0{2―6、4―6}2 片山(日大)◯

 副田 1{6―3、3―6、6―10}2 中村(日大)◯

[女子ダブルス1回戦]

 徳安・山田(駒大)組 0{4―6、2―6}2 田中・谷井組(駒大)

 

【男子シングルス1回戦:小坂竜大主将(国際4=日大三)VS大野文也(法大)】

 激しいラリー戦を制した。第1セット、先にブレークしたのは小坂。しかし「流れをつかめなかった」。相手の粘り強い反撃を食らい、ゲームカウント4-4に追い付かれる。それでも強気な攻めの姿勢を崩さなかった小坂。すぐに悪い流れを断ち切り「もう1回踏ん張れた」。直後のセットを再びブレークすると、安定したファーストサーブでキープ。6―4で第1セットをものにする。

 「集中力が切れてしまった」。流れが変わった第2セット。先に相手にリードを許し、ゲームカウント1-4と序盤から大きく引き離されてしまう。「最後の大会だから後悔したくない」。意識してラケットを振り切ることで、安定したストロークを展開。最後は4連続でゲームを奪い、7-5で逆転勝ち。主将の意地を見せ、2回戦に進出した。

 

 リーグ戦の中止が発表され、4年生が出場予定の大会は今大会とインカレのみとなった。インカレの出場権を得られなければ、負けた時点で引退となる。「なにがなんでも、もう1試合勝って、インカレに行く」(小坂)。リーグ戦の思いをぶつけ、学生最後の大会を有終の美で飾れるか。4年生の雄姿に期待だ。

 

[田中佑太]

 

試合後のコメント

小坂主将

――チームしての目標を教えてください。

 「本戦出た選手はみんな、インカレ行くっていうのが目標です。今日2人負けちゃったので、男子シングルスの残り6人は、もう1つ勝ってインカレにいけるようにしたいです。ダブルスは3ペアがシードに入っているので、インカレを決めるよりももっと上位を目指してやっていって欲しいなと思います」

 

――今季主将として意識していることはありますか。

 「寮から実家に3ヶ月くらいに帰ったり、離れ離れで生活していたので、こまめに連絡を取ったりしていました。離れた分もっとコミュニケーション取るようになりましたね。人のテニスの話を聴きながら、自分もかなり勉強にもなるし、いろいろ聞き出してあげて、自分の中で解決してあげるように、とにかく聞き役に回るようにしていました。自分で答えを出してもらって、それを頑張ってもらうっていうのを考えていました」

 

副田温人(営1=四日市工業)

――今日の試合の振り返りをお願いします。

 「相手の選手は4年生で知っている方だったので、自分なりのテニスをやろうと思っていました。そして、はじめての本選なので思いきっていこうと思い、ファーストセットは上手くはいれました。ただセカンドセットでちょっとプレーを変えようという意識をしてしまって相手にはめられてしまいました。ファイナルセットは取り切れなかったという印象です。1年生みんなの思いがあったので絶対勝ちたかったんですけど、ちょっと悔しい結果になってしまいました」

 

徳安莉菜(文1=野田学園)

――今日の試合の振り返りをお願いします。

 「今日は1次予選からあがってきて、ペアは他大の子でお互いに緊張していました。1年生らしくフレッシュな気持ちで頑張ろうという話をしていましたが、やっぱり相手は先輩で経験の差を結構見せつけられた試合でした。まだ明日からもシングルスがあるので1個1個確実に勝ち上がっていけるといいなと思っています」


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