日体大に大敗 7・8位決定戦へ/関東学生秋季1部リーグ戦

ハンドボール
2020.10.19

 Aブロック最終戦は日体大とのカード。前半から握られた主導権を奪い返せず、最終スコアは30―42。ブロック4位で、7・8位決定戦への進出が決まった。

 

◆9・13~10・31関東学生秋季1部リーグ戦(開智望小学校他)

▼10・18 対日体大戦(国士大多摩体育館)

明大30{12-24、18-18}42日体大○

 勝負を分けたのは前半だ。「わかっていたにもかかわらず、対応し切れなかった」(櫻井睦哉・商3=藤代紫水)。積極的に速攻を仕掛けてくる日体大に対し、なす術がないまま大量失点。攻撃でもセットプレーの決め手に欠いたまま、終わってみればダブルスコア。後半こそ18-18の五分に持ち込むも、12の点差はあまりに重すぎた。ブロック戦全4戦を終え、残した戦績は1勝1分2敗。悔しいAブロック4位で、次週行われる7・8位決定戦へ進むこととなった。

(写真:センターで先発した大畠洋斗(政経3=法政二))

 春リーグ、インカレと続々と戦いの場が失われていった中で、各大学に与えられた公式戦は今リーグの全5戦のみ。たった5戦、されど5戦。モチベーションが下がろうとも、各自でトレーニングをこなしながら準備を続けてきた。「秋のリーグ戦だけでもできてよかった」(加藤良典監督)。目標に掲げた5位以内への道は絶たれたが、このチームで戦うかけがえのない時間を過ごしてきた。

(写真:攻撃のアクセント役・清水裕翔(営2=氷見))

 

 次戦の順位決定戦で今年度最後の公式戦を迎える。4年生にとっては明大でのプレー、ひいては競技人生の集大成の場だ。「悔いの残らないように全力で挑みたい」(岩田圭司・営4=千葉県私立市川)。笑顔で締めくくる。

[高野順平]

試合後のコメント

加藤監督

――速攻を受ける場面が多かったように見えました。

 「ミスからの逆速攻が多かったです。シュートミスもパスミスも含めて自分達のミスから失点が多かったと思います。特に、前半はちょっと多すぎました」

 

――次戦の今年度最終戦への意気込みをお願いします。

 「4年生にとってもラストゲームなので、しっかり勝って終われるようにしたいです。春リーグもインカレも無くなってしまったので、せめて秋だけでも勝って終わりたいです」。

岩田

――次戦が明大の4年生としてのラストゲームになります。

 「中学から競技を続けてきて、10年間の集大成でもあります。このチームでハンドボールができるのも最後なので、悔いの残らないように全力で挑みたいです」。

 

――「ハンドボール」という競技は好きですか。

  「もちろんです。やっぱりやっていて楽しいし、走る、飛ぶ、投げるといった要素が詰まっていて、他の競技にはない魅力がたくさんあると思っています。競技はこれからも続けたいと思っています」

 

櫻井

――速攻を受けてからの戻りが遅かったように見えました。

    「そこはチームとしての課題です。前の試合で早大に負けた時もそうでしたが、ミスからの戻りを疲れてしまってこなせませんでした。全員で理解しているつもりでしたが、まだまだ修正できていないのが現状です。次戦からは修正します」

 

――4年生は櫻井さんにとってどのような存在ですか。

    「遊びにも連れてってもらったりと、チーム内外でもたくさんお世話になっているので、その気持ちに応えたいと思っています」