0―2で東海大に完封負け まさかの初戦敗退/関東大学トーナメント

サッカー
2020.09.27

 トーナメント初戦は神奈川県リーグ所属の東海大とのカード。前後半と1点ずつを許し、最終スコアは0-2。まさかの初戦敗退となった。

 

 「相手のサッカーに合わせてしまった」(住永)。ロングボールを蹴り込んでくる東海大イレブンに対し、受け身になってしまった明大イレブン。8分にこぼれ球を押し込まれ、早い時間帯での先制を許した。主導権を握られたまま時は流れ、78分に再び失点。「東海大は強く、明大は弱かった」(栗田大輔監督)。0-2で完封負けを喫した。

(写真:今試合キャプテンマークを巻いた住永)

 

 昨年の同大会では優勝を飾った。だからこそ、今年も目指すのは優勝一択だった。「力不足を痛感した」(岡庭)。特別指定選手としてJクラブに帯同する主力選手を欠く中でも、王者の実力を証明したかったところ。それだけに、無念の残る一戦だった。

(写真:背番号「2」を背負った岡庭)

 

 次なる公式戦は後期リーグ戦。前期を終えた現在、明大は暫定首位に立つ。今大会を初戦で敗退したため、1月に行われる全国大会の出場には前後期の合計成績で4位以上に入ることが必要だ。「自分たちの弱さを突き詰めて後期に臨みたい」(住永)。悔しい思いを糧にリスタートを切る。

 

[高野順平]

 

試合後のコメント

栗田監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「トーナメントなので、負けたら終わりです。それ以上でもそれ以下でもないです」

 

住永

――キャプテンマークを巻いての出場となりました。

 「いつも須貝(英大主将・商4=浜松開誠館)が付けていたので、絶対に負けてはいけないと思っていました。チームを勝たせることができなくて、責任は重いと感じています」

 

――後期リーグに向けた意気込みをお願いします。

 「ここまで勝ち点を積み重ねてはきていますが、前期よりも難しい試合になると思います。実際、僕たちは今大会や天皇杯予選で負けているという現実があるので、弱さを突き詰めて臨みたいです」

 

 

岡庭

――悔しい思いはどこから来ていますか。

 「プロ内定組が不在の中、絶対勝たなくてはいけないと、優勝という目標を掲げました。ですが、一回戦で敗れてしまい、チームとしてやるべきことをできていませんでした。それが一番の後悔です」

 

――決定機が少ないように見えました。

 「簡単なミスが多かったです。それぞれの選手が技術は持っていると思いますが、それを出すメンタリティがないので、後期が始まる前に修正したいです」