土壇場で隙を突き勝利 開幕戦は白星発進/関東学生秋季1部リーグ戦

ホッケー 2020.09.20

 約9カ月ぶりの公式戦となった今大会、初戦で対するは強豪・法大。序盤こそ自分たちのペースをつかみ切れずにいたが、着実に足並みはそろっていく。1-1でSO(シュートアウト)戦にもつれ込むかと思われた第4Q、残り数秒でFW大岡凌磨(政経1=今市)がチャンスをものにし逆転。新星が勝利をもたらした。







 橋本岳樹主将(文4=山梨学院)が練習に不在の中迎えた秋季リーグ初戦、フィールドでは副主将のMF鵜飼聡太(政経4=丹生)が先頭に立って声を掛けていた。なかなか波に乗れずにいた第1Q(クオーター)終盤「相手のミスでできた隙を突いた」とFW加藤大椰(文3=今市)が先制点を沈め状況は優勢に。しかし第2Q開始直後にディフェンスの穴を狙われ失点すると、両者譲らぬ展開が続いた。


 ルーキーが魅せた。得点は動かぬまま第4Qへ。積極的に相手陣地へ攻めるも決定打を繰り出せずに迎えた残り1分。SO戦になるかと思われたその時、加藤からのパスを受けた大岡が力強く枠を捉えた。「FWとして決めなければいけない場面。思い切って振り切った」(大岡)。公式戦初出場にして勝利の立役者となり、今後のさらなる活躍に期待が高まる。

 

 今年度の秋季リーグ戦はトーナメント制へと変更になった。そのため1戦、1戦が普段以上に大事になってくる。パスのずれなど今回見えた課題を修正すれば優勝は射程圏内。新星の勢いを乗せて、チームはますます高みを目指す。

 

[菅野向日葵]

 

鵜飼

--試合を振り返っていかがですか。

「序盤は僕らのペースを作れなかった部分はあったが、攻守どちらもチャンスを作れたので悪くなかったです。後半から修正できて流れができました」

 

加藤

--ゴールを決めた大岡はどんなプレーヤーですか。

「1年生の中でも期待のホープ。本当に実力通りの結果でした。1年生は後輩ならではのプレッシャーもかかってくるので、そこも先輩としてカバーしていけたらと思います」

 

大岡

――次戦への意気込みをお願いします。

「今回だめだったところを次の試合までの期間でしっかりと調整し、今日以上に点を離して勝てればいいなと思います」


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