接戦の末中大に敗北 惜しくも表彰台を逃す/KANTO SUMMER CHALLENGE CUP
準決勝で完封負けを喫し、迎えた3位決定戦。中大相手に最後まで粘りを見せたが最後は一歩届かず。4−5での敗戦となり、4位で今大会を終えた。
◆8・24~8・28 KANTO JUNKO CHALLENGE CUP(上柚木公園野球場他)
◆8・28 3位決定戦 対中大(上柚木公園野球場)
明大4―5中大○
3位決定戦 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
明大 |
0 |
2 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
4 |
中大 |
1 |
3 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
× |
5 |
終始試合のペースを握ることができなかった。一回裏、四球と守備のミスでピンチを招くと、遊ゴロの間に1点を先制され、この日も課題の序盤で得点を許してしまう。しかし2回の表、一死二塁の場面で今大会好調の二人がまたも躍動する。6番永井克樹外野手(営2=広陵)、7番原晟也内野手(情3=彦根東)の連打で1点を返し、なおも一死満塁の場面でこの日先発マスクの城島丈捕手(政経3=明大中野八王子)がスクイズを決め、逆転に成功する。その裏では先頭に出塁を許すもけん制球でアウトを取り、流れをつかんだかに思えたが、4つの四球や守備のミスで3点を奪われ形勢が再び逆転。その後は投手陣が何度か四球を与えるも、粘りの投球を見せ3回以降は中大打線を1点に抑える。しかし打撃陣も「打率の高い選手もいたが、1番から9番の流れとして見るとつながりのない打線だった」(原)とチャンスは作るものの、決めきれないもどかしい展開が続いた。
そうして迎えた8回裏。高島泰都投手(法3=滝川西)が5番手として登板。中大打線を三者凡退に抑え、明大の強みである守備でリズムを作ると9回表、二死一塁からこの日ベンチで出番を待つ武田眞捕手(政経4=明大中野八王子)が代打で登場。4球目、ど真ん中の直球を捉えた打球は左翼超えの適時二塁打となり、1点差に詰め寄る。しかし、続く高橋佑輔外野手(政経2=日大第二)が遊ゴロに倒れ試合終了。黒星で大会を締めくくることとなった。
接戦を落とし、4位に終わった今大会。選手たちは「優勝できる、するという気持ちを持って臨んだだけに残念」(原)と悔しさをにじませるが、二週間後には六大学秋季リーグが開幕する。明大の初戦は9月12日の慶大戦。後悔する時間は無い。今大会で見つかった課題を修正し、秋季リーグではこの悔しさを晴らすような戦いが見たい。
[土屋秋喜]
試合後のコメント
辻主将
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「2回がかなり響いたのかなって感じです。守備のミスとか、投手も四球出してしまうとか、交代のタイミングもそうですし、そういうところがうまくいかなくてこうなってしまった感じです」
――リーグ戦に向けて一言お願いします。
「優勝から遠ざかっているのもありますし、こういう状況でベスト4まで来られた経験もあるので、その大会経験も生かし、ひさびさの優勝目指して大会ができなかった春の分も頑張っていきたいです」
高島
――今大会全体を振り返っての改善点は何ですか。
「初戦や二回戦は流れに乗って勝てたという試合だったのですが、日大戦は相手のテンポのまま試合が運ばれていったので、そこで誰かが流れを変える投球だったり、守備だったり打撃だったりをできる選手が一人でもいれば完封負けにはならなかったと思います。負けは負けでもいい感じでの負けになると思うので、流れを変える選手が必要だと思いました」
――六大学秋季リーグに向けての意気込みをお願いします。
「リーグ戦は優勝から結構遠ざかっているので、その目標を一つ大きく持ってチーム一丸でやっていきたいと思います」
原
――個人として今日のパフォーマンスはいかがでしたか。
「最近調子が悪かったので、なんとか一本打ちたいと思っていました。課題をあげるなら最終回の打席と、5回裏の一塁への送球ミスだと思います。送球のエラーに関しては取るところまではファインプレーでしたが、そこで満足してしまったのが良くありませんでした。送球も含めてひとつのプレーなので、送球の正確性と最終回の打席のもう少しで、という打球をいかにヒットにするかを修正して秋リーグに臨みたいです」
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