連覇に向けて 初戦は難なく快勝/関東地区大学選手権

準硬式野球
2020.03.18

 昨年優勝を果たした関東選手権。今年も全日本大学選手権への切符を得るべく挑んだ初戦は4-0で快勝。新体制初となる公式戦は好調な滑り出しを見せた。

 

◆3・14~3・25 第62回関東地区大学選手権(早大東伏見グラウンド他)

◆3・17 3回戦 対専大(立川公園野球場)

〇明大4―0専大

 

3回戦

1

2

3

4

5

6

7

8

9

専大

0

0

0

0

0

0

0

明大

0

3

0

0

0

0

0

1

×

 

 安定感のある試合運びだった。無得点で迎えた2回裏。2死一、二塁の場面で武田眞捕手(政経3=明大中野八王子)がフルカウントから左適時打を放ち、先制点を獲得した。続いて高橋佑輔外野手(政経1=日大第二)、中西壱星外野手(営1=三田学園)ら1年生が連続で左適時打を放ちさらに2点を追加。その後はお互いに点を奪えないまま8回を迎えるも、好機で兼村京佑外野手(法3=札幌第一)が初球を右方向へ運んで三塁走者が生還し、1点を取得。相手に流れを一切渡さず試合を終えた。

 今年も投手は確固たる安定性を見せている。無失点で抑えた今試合。先発・高島泰都投手(法2=滝川西)の活躍が目立った。「ここぞという時に三振を取れた」(高島)。3回表、2死二塁の場面では、焦らず三振で抑え失点を防いだ。辻義大主将(政経3=長崎商業)も「投手に関して言うことはない。仕事を果たしてくれた」と、昨年度に続き守備陣営は盤石だ。

 見事初戦を勝ち抜いた明大。コロナウイルスの影響で合宿や練習試合も行えず、実践練習が不足していた。しかし「練習がいっぱいできるとプラスに考えよう」(辻)と主将の声かけを筆頭に練習に励んだ。全国を目指し次戦に臨む。

 

[金内英大]

 

試合のコメント

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「戦術的なところで言うと、自分が主将になってから言っているのですが、初回で点が取れなくても序盤に先制して主導権を握りたいと思っています。今回は2回で点が取れて良かったです」

 

――チームのコンディションはいかがですか。

 「コロナウイルスのせいで練習試合ができてなくて、ほぼぶっつけ本番みたいな感じで来ました。それを踏まえて元気にいくしかないというのを試合前からは言っていました」

 

――新体制になってチームの状況はいかがですか。

 「コーチや監督と話し合いながら進めてきました。下の代も経験豊富なので下の代ともコミュニケーションをとりながらやっていますね」

 

高島

――初戦にかける意気込みはありましたか。

 「コロナウイルスで練習試合が潰れて不安は少しありましたが、紅白戦で補えて実戦でもうまくいって良かったです」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

 「自分が投げる展開になれば、打たせて取ったり、良いところで力を入れたりする投球を意識してできたらと思います。チーム的には4点しか今日取れてないので、野手が爆発してくれればと思っています」