小佐井10位も1年全員に多くの課題が残った/JOCジュニア・オリンピック・カップ
17歳以上19歳以下のトップ選手が出場できる今大会。明大からは1年生の4人が出場し、最高成績は小佐井彩花(総合1=宇土)の10位。関東大学新人戦では準優勝だった中村優里(営1=成立学園)は28位と不本意な結果で幕を下ろした。一方、男子は柏崎瑞仁(理工1=田名部)が25位、成田航也(政経1=秋田北鷹)は30位で終えた。
◆1月9日 JOCジュニア・オリンピック・カップ(駒沢体育館)
▼男子フルーレ個人 柏崎――25位、成田――30位
▼女子エペ個人 小佐井――10位、中村――28位
<女子エペ個人>
小佐井は初戦で足を捻挫し、スピードを使った勝負ができない状態に。しかし「相手との駆け引きを有利に進めた」と日頃から意識してきた距離感を本番でうまくつかむことに成功。予選を全勝で勝ち抜き、本戦も1、2回戦を難なく突破する。迎えた準々決勝、相手は高校生ながらジュニアランキング1位の寺山珠樹(乙訓高)。駆け引きに秀でた選手であるだけに「お互い考えて駆け引きしているのが楽しかった」。普段から練習してきた駆け引きを存分に発揮。13―15で敗れたものの格上の相手に大接戦を繰り広げた。総合10位と自己最高の順位を叩き出して昨年からの成長を実感。今年の活躍にも期待が高まる。
一方、中村は本戦の2回戦。「練習でつかめていた距離感が本番でつかめなくなった」と自分のペースを見失い、相手に主導権を握られる。相手が高校生だったこともあり「すごく力が入った」と本領を発揮することができない。7―15で敗れ、総合28位と悔しさが残る結果となった。
中村、小佐井ともに今年の目標は「1部リーグに残留する」。今年、チームの精神的支柱として団体戦を支えていた4年生2人が抜けることとなる。それでも「先輩がいなくても自分たちがやる」(中村)と意気込みは十分だ。新生明大フェンシング部の躍動から目が離せない。
<男子フルーレ個人>
長尾康司監督も「確実に成長している」と太鼓判を押す柏崎は予選を全勝で勝ち抜く。しかし、ベスト16を懸けた試合、相手は以前も敗れたことのあるジュリアン・ガッツチョーク(セントメリーズ)。「相手に詰められた時のレパートリーが少なかった」と健闘ならず。5―15で敗れ総合25位と、反省点が多く残る結果となった。
同大会のカデ部門で優勝経験のある成田は「高校生は意識していない。勝つか負けるかだけ」と平常心を保って試合に臨んだ。しかし、柏崎と同じくベスト16を懸けた試合で「何かが足りなかった」と敗退。総合30位で不本意な結果に終わった。
[下神大生]
試合後のコメント
長尾監督
--試合を振り返っていかがでしたか。
「トーナメントにみんな上がれたし、気分を乗せたいい試合ができたと思いました。勝てる相手には勝てたかと思います。今後は格上の相手と当たった時にチャレンジ精神で向かっていって、勝てるように練習していくだけですね」
柏崎
--2019年はどんな1年でしたか。
「自分は調子が落ち込んだ時期もあったのですが、ここに来てなんとなく、今後のフェンシングのために大事な1年だったなと思います」
成田
--今年の目標と意気込みをお願いします。
「個人では高円宮杯に出場して、64位以上を取りたいと思っています。リーグ戦では明治を1部に昇格させたいと思います」
小佐井
--2019年はどんな1年でしたか。
「10月末に距離と駆け引きを考え始めたのがターニングポイントでその前まではずっと高校生みたいなフェンシングをしていたと思っていました。その時は自分では、高校生みたいなという自覚はないし、先輩からアドバイスをもらっても、言っていることは分かるけれど、どうすればいいのかというのが分からなかった。でもその10月末に気付いた頃から先輩のアドバイスも受け入れられるようになったし、大会を経るたびに少しずつ成長できました。本当に大きい1年でした」
中村
--今回の順位どう受け止めていますか。
「正直最悪でした。ジュニアの最後の年で、正直ベスト4や8を狙わないといけなかったのですが、ベスト32で負けたのは本当に情けないという一言に尽きます。でも、これは自分が今変わろうとしているから成長のチャンスだと思って、この悔しさを次はリーグ戦にぶつけていきたいです。リーグ戦まで時間があるので、しっかり修正して悔しい気持ちをただ悔しいという形で終わらせないように次につなげたいと思います」
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