結果残せず団体戦に危機感/東京都選手権

柔道
 今シーズンの締めくくりである東京都柔道大会が東京武道館で行われた。今大会は無差別級のトーナメントであり、9人の全日本選手権出場者が選出される予選を兼ねている。

 田中新体制における初の公式戦。おのおのが春合宿での成果を存分に発揮する舞台であるはずだった。本学から出場したのは計10名。だが初戦から相手の気迫に押され、選手たちは次々と自分の柔道ができずに敗退していく。先陣を切って畳に上がった田中主将は、「OBということもあり、自分の動きを把握されてやりにくかった」と、相手の巧みな試合運びを前にまさかの1回戦敗退。昨年度インカレ王者の西岡も、階級上の加藤(国士大)には持ち前の力強い柔道が通じず、3回戦で姿を消した。

 4回戦まで勝ち残ったのは花本前主将、影野、山本の3名。上位入賞を狙いたい本学であったが、山本は佐々木(早大)に押さえ込まれての一本負けを喫し、花本前主将、影野は接戦を演じるが惜しくも判定に泣いた。

 今大会を通して、明治らしい食らい付く柔道は見てとれなかった。本学は春合宿の成果を出せずに終わり、その敗因を「(出場選手は)見ていて気持ちが足りていなかった」と観客席から応援していた宮田(政経3)は語る。結果が伴わず、幸先の悪いスタートを切ってしまった新生・明大柔道部に、田中主将は「このままでは団体戦は厳しい」と肩を落とす。3カ月後に控える無差別の団体戦・東京学生優勝大会に向けて、まずは気持ちの充足を図る必要がある。

-選手たちのコメント-
田中主将

「みんな合宿でやったことが全然できていなかった。このままでは団体戦は厳しい。これから3週間追い込んで個々の課題を克服させたい」。
影野
「積極的にいけたがまだまだ弱い。あとは団体戦までどうやって強くなるか」。
武田
「自分の弱さを痛感した。実力で負けた」。


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