加藤 3位決定戦進出かなわず/全日本選手権

レスリング
2019.12.20

 全日本選手権2日目は、グレコローマンスタイル55キロ級の加藤万豊(政経2=いなべ総合)が敗者復活戦に臨んだ。勝てば自身初の3位決定戦へ挑戦できたが、あと一歩届かず敗れた。

 

◆12・19~22 全日本選手権(駒沢体育館)

[グレコローマンスタイル]

▼55キロ級

 加藤――敗者復活戦2回戦

 

 目標の全日本の表彰台は届かなかった。加藤は初の全日本3位を目指し、敗者復活戦2回戦へ。相手は荒木瑞生(鳥栖工高)。「相手の戦略も分かっていた」と、がぶり返しからのカウンターで勝利を狙った。予想通り、試合開始後すぐ、がぶり返しを仕掛けられる。しかし、カウンターははまらず2点を献上。その後パッシーブを取られ、グラウンドでの攻防を強いられるとまたもローリングで2点。加えてダメ押しの投げを決められ、0―9のテクニカルフォールで敗れた。「相手の思惑通りの試合をさせてしまった」。反省の残る敗退となった。

 

 大会3日目は女子68キロ級で福島宇美(営2=安部学院)が出場。明大勢唯一の表彰台入りとなるか。「優勝目指して頑張ってほしい」(加藤)。日に日に盛り上がりを見せる全日本で上位を目指す。

 

[福田夏希]

 

試合後のコメント

加藤

――今日の試合の振り返りをお願いします。

 「正直勝てると思っていて、相手の戦略も分かっていました。昨日試合を見ていて技が掛からない印象で自分がカウンターで点数取りにいこうと頭で考えていましたが、相手のがぶり返しがうまくて相手の思惑通りの試合をさせてしまいました」

 

――2回目の天皇杯です。

 「昨年はすごく緊張していたんですけど、今年は緊張することもなくリラックスして試合をすることはできていました」

 

――来年の抱負をお願いします。

 「今、全日本の権利があるか分からないんですけど、来年出場できたら3位には入りたいです。本職はフリースタイルなのでフリーでも権利を取って全日本に出たいです」