粘る日大を振り切り3―1で勝利 ベスト8入りを果たす/全日本大学選手権

バレーボール 2019.11.28

 3回戦の相手は秋季リーグ戦で敗れた日大。2セットを連取するが、3セット目相手の粘り強い守りの前に逆転でセットを許す。それでも4セット目のデュースにまでもつれる競り合いを制して、セットカウント3-1で日大を下した。

 

◆11・25~12・1 全日本大学選手権(大田区総合体育館他)

◆11・28 日大戦(墨田区総合体育館サブアリーナ)

明大3{25-18、25ー21、26ー28、31ー29}1日大

 

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

OH島波輝(政経3=皇學館)、MB安井恒介(政経1=市立尼崎)、OP池田颯太(営3=松本国際)、OH鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB三輪大将(政経2=高川学園)、S上林直澄(法3=東亜学園)、Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)

 

 勝利を目前にしてスキが出てしまった。1、2セットを盤石な試合運びで迎えた第3セット。19-20で三輪がAクイックを決めると、さらに鎌田の2連続得点などで一気にマッチポイントを握る。しかし、「気の緩みが出てしまった」(鎌田)。勝利を目前にして鎌田と三輪がスパイクミス。今度は日大に連続得点を許し、同点に追いつかれた。さらにデュースになると、日大の粘り強いレシーブの前にこれまで決まっていたスパイクが中々決まらない展開に。26-26の場面では池田が3枚ブロックに捕まりシャットアウト。勢いづいた日大に逆転を許し、このセットを落とした。

 

 頼れる主将が流れを変えた。第4セットに入っても日大の勢いを止められない。立ち上がりから連続得点を許し、一時は5点差まで引き離される。さらに「島が足をつりそうになった」(鈴木康時監督)と思わぬアクシデントも発生。ここでOH小松一哉主将(政経4=雄物川)が島に代わってコートに入る。「雰囲気を変えることが一番」(小松)。1本目のスパイクから相手レシーブを乱すと、安井のクイックで得点。「結果的に1点につながって、いい状態で試合に入ることができた」と、小松のプレーが流れを変えた。23-24の相手のセットポイントでは小松がレフトからワンタッチ奪うスパイクを放ち同点に。そして試合はさらに激しさを増していき、両者一歩も譲らぬ攻防となった。ここで流れを変えたのも主将の一本だった。連続得点が欲しい28-28の場面で小松がブロックアウト奪いブレイク。最後は池田がブロックポイントを決め、逆転で4セット目を勝ち切った。

 

 終盤のつなぎが勝負の分かれ目となる。「ディグが上がっていなかった」(鎌田)。第3セット終盤からは相手レフトの打ち分けに対応することができず、強みであるつなぎのバレーに持ち込めなかった。サイド陣も4セット目こそは奮起したものの、課題である2段トスを第3セット終盤では決め切ることができなかった。「明大はレシーブで粘らないといけないチーム」(鈴木監督)。準々決勝の中大戦ではレシーブから粘ってリズムをつくり勝利を収めたい。

 

[大西健太]

 

試合後のコメント

鈴木監督

――本日の試合を振り返っていかがですか。

 「3セット目に硬くなって勝ち切れなかったですが、それでも4セット目に集中を切らさずに逆転で勝てたので、明日につながると思います」

 

小松

――4セット目交代で入る準備などはされていらっしゃいましたか。

 「いつでも出られる準備はしているので、島が足をつったことは対処できないことではないです。今控えにいるメンバーも常に試合に出られる状態をつくっているつもりです。そのようなところが総合力につながり、ずっと今年度は総合力の底上げを課題にしていたので、今日は僕が出ることになりましたけれど、他の誰がケガをしても試合に出られるように常に準備は怠らないようにしたいと思います」

 

鎌田

――終盤のつなぎやレシーブはいかがでしたか。

 「ディグが上がっていなかったです。相手のレフトからのインナースパイクが上がっていれば、もっと楽に勝てていたと思います。最後まで上がっていなかったので、切り替えてどのようにしていれば良かったのか確認しないといけないです。今日はその対応ができなかったことがまだまだと感じました」

 

池田

――3セット目終盤は2段トスをなかなか決め切れませでしたが、いかがですか。

 「秋季リーグ戦が終わってから2段トスを打ち切る練習はしてきていて、やはり試合になると2段トスの本数が増えてくるので、あのような場面で決め切れないとエースとしての仕事も果たせていないですし、チームとしても勢いに乗れないので、最後は気持ちの勝負なので明日頑張りたいと思います」


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