2人が自己ベスト更新も団体暫定9位に/全日本大学対抗選手権

ウエイトリフティング 2019.11.16

 大会2日目は河村紀毅(営4=滑川)、扇本崇聖(政経3=名城大付)、寺澤寿喜(営3=滑川)の3名が出場。寺澤はトータルで自己ベストを更新し5位につける。扇本はトータル4位で目標の優勝を果たすことができず。今大会が最後の公式戦となる河村も自己新を記録したが、得点は伸びず総合得点の暫定で9位となった。

 

◆11・15〜17   第65回全日本大学対抗選手権(上尾市スポーツ総合センター)

▼81キロ級

 5位 寺澤(S131 J155 T286)

▼89キロ級

 4位 扇本(S132 J168 T300)

▼96キロ級

 5位 河村(S127 J158 T285)

 

※S…スナッチ、J…ジャーク、T…トータル

 

 団体戦の難しさを痛感させられた。81キロ級の寺澤は「ベストを尽くせた」とトータルでは自己ベストを更新し、つわものぞろいの階級で5位に食い込んだ。しかし、後に続きたい3年のエース・扇本は好調で挑むも思い通りの試技ができずに苦しむ。1本目と3本目のスナッチを落とし、得点につなげることができない。2本目のジャークでは自己ベストタイの記録を残したものの、トータルでは4位。個人戦とは違った団体戦の厳しさに直面し「全体的にうまくいかなかった」。優勝を狙っていただけに「悔しい」と納得のいかない結果に唇をかんだ。河村は、堅実に6本成功を収めるとスナッチとトータルで自己ベストを更新。「本当に文句なし」(河村)の試技だったが、順位は5位と得点は振るわなかった。

 

 おのおのが健闘を見せた2日目、チームとしての得点は伸び悩み、順位は8位から9位へと落ち込んだ。下位2校がリーグ降格となってしまうインカレ。後がない状況だ。最終日には古山翔太主将(政経4=金足農)率いる4名の選手が出場する。「気負わず自分の力を出し切ってくれれば」(河村)。1部残留のためには一つでも順位を上げたいところ。選手たちの実力が試される。

 

[伊藤理子]

 

試合後のコメント

河村

――今日の試技を振り返っていかがですか。

 「もう何も言うことがないですね。もう文句なしです。自分の引退試合で6本成功して点数も取れましたし、最後の試合での6本成功というのはなかなかできない中で結果もついてきたので、何も悔い残らず満足です」

 

――最終日に出場する4人に一言お願いします。

 「気負わず自分のやれることをやればいいと思います。それで失敗しても別に責めることもないし、一生懸命やってきたというのは見てきているので、気負わず自分の出せる力を出し切ってくれれば何も文句ないです。6本成功してくれるのが一番良いですが、あの人(古山)なら大丈夫です」

 

扇本

――最終日に出場する選手に一言お願いします。

 「あと4年生が2人残っているので、悔いのないように頑張ってほしいです」

 

寺澤

――5位という結果をどのように評価していますか。

 「狙い通りの試合でした。スナッチで逃げ切ってジャークで詰めてトータルを取るというような。予定通りの試合はできたと思います」


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