藤原竜平主将、東龍輝 インタビュー/全国学生選手権事前取材

相撲 2019.11.01

 インカレ優勝に向け稽古を積み重ねてきた明大。最高学年である4年生にとっては今大会が大学最後の公式戦となる。今回は団体戦に出場する2選手のインタビューをお届けする。

(この取材は10月20日に行われたものです)

 

[次鋒:藤原竜平主将(政経4=埼玉栄)]

 

――東日本学生リーグ戦から変化はありましたか。

 「自分には決まった型がなく、試合でどのようにいこうかと考えすぎて負けてしまったりすることがありました。しかし2、3年生のときは調子が良く成績も残せていて、そのときの相撲を見ると勝つときの型があることに気がつきました。今日の練習ではそのときの動画をよく見てうまく相撲を取れるように意識をしていました」

 

――勝つときの型とはどのようなものですか。

 「自分は片足と右手を前に出して、相手の攻めてくるのをひたすら耐えて我慢する相撲が勝てる相撲です。長い時間耐えるときついですし苦しいですけれど、我慢して勝てる相撲をやる方が良いと思って意識してやっています」

 

――チームの雰囲気はいかがですか。

 「下級生や、2つ下の子たちも自分たちとそこまで実力差はないと思います。あとはもっと前面に気合を出しても良いと思います。チームの雰囲気はリーグ戦からだいぶ良くなってきています」

 

――課題はありますか。

 「個人的には最後の年なので、負けても悔いが残らないように自分の相撲を取って終われればと思います。試合で勝たないといけない、負けたらどうしようと考えずに自分の相撲を取れるようにしたいです。取って負けたら仕方ないくらいの気持ちで臨めば試合でも結果を残せると思います」

 

――戦略はありますか。 

 「他の大学に比べて全体的に見ても人数が少ないですし、体も大きくないです。しかし強い弱いは置いておいて、気持ちで負けてはいけないと思います。インカレではみんなで声を出して気合を全面的に出せればと思います」

 

――大学最後の試合ですが思い入れはありますか。

 「自分はすでに一般就職が決まっていて相撲はやらないですけれど、5歳からずっと相撲をやってきてこのインカレが最後です。結果を残せれば嬉しいですが、結果よりも最後まで後悔のないように戦って、勝っても負けても笑って終われるような相撲が取れればと思っています」

 

――目標は何ですか。

 「優勝です。インカレ優勝目指して頑張ります」

 

――ありがとうございました。

 

 

[先鋒:東龍輝(政経4=文徳)]

 


――チームの雰囲気はいかがですか。

 「怪我している人が多いのであまり良くはないですけれど、やはりそこは4年生が盛り上げていかないといけないと思います」

 

――ご自身のコンディションはいかがですか。

 「自分はここ最近の試合では体が動いている方だと思うのでこの調子でこのままいきたいです」

 

――普段の稽古では何を意識して練習されていますか。

 「自分はまわしをとった後に絶対的な自信があるので、何をしてでもまわしを取るということを意識をして練習しています」

 

――チームの特徴は何ですか。

 「全体的には体が小さいですけれど、何かやってくれるのではないかという期待があるチームだと思います」

 

――4年生として責任感やプレッシャーはありますか。

 「本当に大学の最後の大会なので楽しんで相撲を取れればと思っています。勝てればそれが一番いいです」

 

――具体的に下級生にどのようなアドバイスしていますか。

 「今は試合前なので、自分の相撲をとって勝ちにこだわれということを言っています。いつもは前に出られれば負けても良いと言っていますけれど、試合前なので勝ちにこだわることを意識させています」

 

――下級生に対して思いはありますか。

 「今年の自分たちの代はあまり成績が振るわなかったので、来年からは切り替えて上位を狙って欲しいです」

 

――インカレの目標は何ですか。

 「今までの今年の大会では個人で優勝して天皇杯に出たかったのですが、それができなかったのでインカレでは個人でも優勝や入賞を狙って、団体でも優勝できたらと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[伊藤理子・波木井里紗]


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