法大相手に5得点 シーソーゲームをモノに/関東大学リーグ戦

アイスホッケー
2019.10.27

 気持ちで戦い抜いた。第1ピリオドは先制点こそ許したが、FW池田涼希(政経4=北海)の一打で同点に追いつく。その後も両チームが点を取り合ったが、最終スコア5―4で勝利。前日の敗戦から高い修正力を見せつけた。

 

◆9・7~11・24 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼10・27 対法大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

 ○明大5{1―1、2―1、2―2}4法大

 

 シーソーゲームを制した。同点で迎えた第2ピリオドは相手の反則による数的有利の状態で幕開け。その絶好のチャンスを逃さなかった。相手を囲いパスを回し、スキを生むと「プラン通りだった」。池田が冷静に放ったパックで逆転に成功。その後同点に追いつかれるが、FW徳田滉也(政経3=武修館)が点数を重ね、1点リードで第3ピリオドに進んだ。

 

 1点ずつ取り合った試合終了間際、法大がGKをベンチに戻し、6人体制で決死の攻撃に出る。小さなミスが失点に直結する状況で「無我夢中だった」(FW佐久間雄大・政経2=白樺学園)。リンク中央からスティックを振り抜くと、パックは無人のゴールに吸い込まれ、決勝点。佐久間はこの日、4アシスト1ゴールで全ての得点に絡み白星の立役者に。「昨日の失敗を生かせた」。連敗を回避し、次戦以降の追い風となる一戦になった。

 

 気持ちで勝ち取った勝利だ。慶大戦では「慢心が出てしまった」(磯部裕次郎主将・政経4=武修館)と、1巡目で圧倒した相手に惜敗。しかしミーティングを行い、負けを生かして勝ちを引き寄せた。「気持ちが強い方が勝つ」(池田)。この2試合で学んだ〝メンタルの重要さ〟を武器に残りの試合も突き進む。

 

[村川拓次]

 

試合後のコメント

池田

――先制点は取られてしまいました。

 「試合の内容はこっちのペースだったし、いつかはチャンスが来ると思ってやっていました。負ける気はしませんでした」

 

香田凌辰(政経3=白樺学園)

――池田が久しぶりのゴールです。

 「部屋でも明日は絶対に勝とうと話をしていて。涼希(池田)さんが点数を決めてくれました。部屋っ子のFW吉岡莉央(文2=武相)も大事なところで点を取ってくれました。素直にうれしいです」

 

佐久間

――慶大戦から気持ちの変化はありましたか。

 「気持ちの切り替えは、言葉で言うのは簡単だけどやるのはすごく難しいです。自分なりに考えて、ダメなところを反省して、明日は大丈夫だと思ったら気持も楽になりました。自分自身に問いかけて切り替えました」