(女子)佐藤SP1位通過! 松原も2位で続く/東日本選手権

フィギュアスケート 2019.10.25

 全日本選手権出場を懸けた大一番。東京選手権を2位で通過した佐藤伊吹(政経1=駒場学園)はSP(ショートプログラム)で首位で通過。松原星(商1=武蔵野学院)も2位につけ、好スタートを切った。

 

◆10・24~27 東日本選手権(風越公園アイスアリーナ)

 

▼シニア女子(SP)

1位

佐藤 伊吹

55.40

2位

松原  星

52.32 

5位

井上 千尋

48.19 

9位

大矢 里佳

43.35

 

 軽やかな動きで会場を沸かせた。昨シーズンに引き続きジャズの代表曲『Take five for  Elise』をSPで滑る佐藤。「軽い感じで少し表情も明るめに」(佐藤)意識し、細やかかつ躍動感のあるステップで魅せた。ジャンプでは冒頭のトリプルサルコウとトリプルトゥループの連続ジャンプを綺麗に着氷。続くトリプルフリップは回転不足となったが、演技後半のダブルアクセルを無事に決め、安定感ある演技を披露。55.40点で首位につけ、FS(フリースケーティング)に折り返す。

 

 左足首のケガに不安が残っていた松原。東日本学生選手権から構成に取り入れ始めた冒頭のトリプルルッツで転倒してしまう。また「スピードが全然出せない」(松原)と、本来とは程遠い滑りに悩まされた。それでもダブルアクセルと後半の連続ジャンプを着氷。ステップ・スピンでも高評価を獲得し、2位発進となった。

 

 全日本選手権出場枠は6人。昨年度あと一歩で全日本出場を逃した大矢里佳(商3=中京大中京)はジャンプの回転不足と転倒によりまさかの9位に落ちこむ。「強い気持ちを持って、最後までミスのない演技をしたい」(大矢)と巻き返しを狙う。明大からは3人が全日本出場枠圏内につけた。全日本への切符をつかむべくFSに挑む。

 

[中澤美月]

 

試合後のコメント

大矢

――演技を振り返っていかがでしたか。

 「緊張はなかったのですが、もったいないミスをしてしまったのでとても悔しいです」

 

――昨年度今大会で全日本選手権出場を逃してしまいましたが、今年度はどのような気持ちで臨みましたか。

 「今年度はまた1年を棒に振るのが嫌だと思い、全日本にいきたいという気持ちで練習してきました」

 

佐藤

――緊張はありましたか。

 「丁度いい緊張具合いで、このくらいが気持ち的にはベストだなと思います」

 

松原

――スピンには自信がありましたか。

 「自信はあるのですが、東日本学生選手権も東京選手権も失敗しているので、失敗しないように練習してきました」


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