畑中初出場で好セーブ連発 2巡目も日大に快勝/関東大学リーグ戦

アイスホッケー
2019.10.23

 均衡が破れたのは第2ピリオド終盤。DF廣田恵吾(営2=北海道清水)がパックを流し入れて先制点を奪うと流れは明大に。その後も2得点を重ね3―1で日大を下した。

 

◆9・7~11・24 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

▼10・22 対日大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)

 ○明大3{0―0、1―0、2―1}1日大

 

 手堅く点数を重ねた。両ゴールも破られることなく迎えた第2ピリオド18分7秒。「技ありのパスを出してもらったので決めるだけだった」(廣田)。DF京谷充洋(政経4=北海道清水)からのパスに廣田が合わせるとパックはゴールへ。これで勢いづくと、第3ピリオドではFW徳田滉也(政経3=武修館)が2得点の活躍。1巡目で圧倒した相手にまたも白星を挙げた。

 

 新たな守護神が躍動した。GK畑中秀斗(政経2=苫小牧工)は今試合が初めてのフル出場。「ここでアピールしようという気持ちだった」(畑中)。試合開始早々の攻め込まれる場面でも、安定した守りでゴールを許さない。絶えずチームに声をかけ続け、存在感を存分に発揮し、30本を超えるシュートをわずか1失点で抑えた。試合に出る機会はまだ多くないが「いつかは自分が絶対に守る」。伝統ある明大アイスホッケー部で正GKに。今後の活躍に目が離せない。

 

 またも立ち上がりに課題を残した。序盤で攻め切れず流れをモノにするまでに時間を要した今試合。「苦戦した部分が多かったが、最終的に勝てたから良かった」(廣田)。1巡目で勝利している相手でも油断はできず、目の前の一戦が大事になってくる。試合ごとに課題を修正し、2巡目も連勝記録を伸ばしたい。

 

[村川拓次]

 

試合後のコメント

徳田

――今日の振り返りをお願いします。

 「チームとしてどこか気の緩みがありました。台風で急に試合の日程が変更になりコンディションも難しかったです。気持ちの部分がいつもの試合とは違っていて、気持ちの面では負けていました」

 

廣田

――次戦以降に向けて抱負をお願いします。

 「次の法大戦は本当に勝たないといけないビッグゲームなので一戦一戦頑張っていきたいです。今まで自分のプレーができなくて悩むこともありましたが、謙虚に原点に戻りウェイトや陸上トレーニングをやり始めて体が動くようになってきたので、この調子でインカレまで、4年生のために走っていきたいです」

 

畑中

――GKとしてプレーをする上での目標をお願いします。

 「先輩二人(磯部裕次郎主将・政経4=武修館、香田凌辰・政経3=白樺学園)がずっと試合に出ている状況なので、練習からアピールをして、出るとなった時にはベストな状態でベストなプレーができるようにしたいです」